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 第94回選抜高校野球大会(毎日新聞社、日本高校野球連盟主催、朝日新聞社後援、阪神甲子園球場特別協力)の「21世紀枠」の各地区の候補校9校が10日、発表された。2022年1月28日の選考委員会で候補校から3校が選ばれ、一般選考校とともに、22年3月18日から13日間(準々決勝と準決勝の翌日の休養日を含む)、兵庫県西宮市の阪神甲子園球場で開かれる大会に出場する。

 9校はすべて公立校で、札幌国際情報(北海道)▽只見(福島)▽県太田(群馬)▽相可(おうか)=三重▽丹生(にゅう)=福井▽伊吹(いぶき)=滋賀▽倉吉総合産(鳥取)▽大分舞鶴――の8校が初の候補校となった。高松一(香川)は第79回大会(07年)以来2回目の候補校となった。

 倉吉総合産と大分舞鶴は秋の県大会で準優勝し、札幌国際情報を加えた計3校が秋季地区大会に出場した。センバツや夏の全国選手権に出場経験があるのは2校。相可は1963、79、83年の3回、夏の甲子園に出場した。高松一は49年に春夏連続出場を果たし、51、72年の夏にも出場。「怪童」と呼ばれ、後に西鉄ライオンズ(現西武)で本塁打王に輝いた中西太さんを擁して、49、51年の夏は4強入りした。札幌国際情報の有倉雅史監督はプロ野球・日本ハムなどで投手としてプレーした経験がある。

 21世紀枠は練習環境などの困難克服や地域貢献などを選考条件に加え、一定の戦績を挙げながら甲子園出場を逃している学校に出場機会を広げようと、第73回大会(01年)から設けられた。【藤田健志】