「プロとしていくら足が速くたって、ケガをしてしまったら一般人やからね。意味ないのよ。そういう選手はいらないよね」


 5日に北海道文化放送の情報番組「みんテレ」に出演した新庄監督は、かつての愛弟子・森本稀哲氏と対談。新庄監督が「(いい選手)誰かいる?」と森本氏に問うと、同氏はルーキーの五十幡亮汰外野手を挙げた。

 五十幡選手は20年ドラフト2位で中央大から入団。中学時代には陸上選手としても活躍し、13年の全日本中学陸上選手権の100m走、200m走ではサニブラウン・アブデル・ハキーム選手を抑えて優勝したことから「サニブラウンに勝った男」として注目を浴びた。

 ルーキーイヤーの今季は27試合に出場し打率.225、9盗塁を記録。少ない試合数ながら持ち前の俊足を発揮した。ただ、6月には左太ももの肉離れにより一軍登録を抹消。4か月近く一軍から離脱していた。

「プロとしていくら足が速くたって...」
 森本氏の「五十幡推し」に、新庄監督は「足が速い...魅力だね。なんか、噂では、周東(佑京、福岡ソフトバンク)くんより速いという噂を聞いたんだけど」と興味を示す。しかし「でも、ちょっとねー。ケガが多いという情報も聞いてるんで」と態度が一転。

「あのね、プロとしていくら足が速くたって、ケガをしてしまったら一般人やからね。意味ないのよ。そういう選手はいらないよね」

 新庄監督は「それぐらい割り切って、オフの間に体幹のトレーニングや頭を使ってケガをしない身体を作る。スタートラインに来て欲しいですね。キャンプで」とゲキを飛ばした。

 また、会見では球団からの複数年契約の要請を断り、単年契約を結んだと語っていた新庄監督。番組でその意図について問われると「複数年契約していいことは一つもないです。無難な行動、無難な気持ちになる」と話した。さらに、

「コーチもそう。一年契約で。選手を育てられなかったらクビになってください、っていう風に迎え入れるんで」

 と、「新庄内閣」のコーチ陣に厳しい要求を突きつけた。

https://news.yahoo.co.jp/articles/dbd99240efb49a31c45c7e2d986b6460a420945a