古橋亨梧はセルティックに移籍して以降、公式戦16試合で10得点を挙げている。2桁得点をマークしているのは、日本代表ストライカーだけだ。

 裏を返せば、セルティックの得点力は古橋に懸かっているところが大きい。ひとりの選手が活躍すれば、チームがその選手に依存しているとの見方が生じるのが常だ。

 現地時間11月2日、セルティック専門サイト『VITAL CELTIC』は、トム・イングリッシュ記者が『BBC Sportsound』で「キョウゴに関しては興味深いことが起きていると思う」と話したと伝えている。

「振り返ってみると、セルティックがポイントを落としたリーグ戦5試合のうち、4試合でキョウゴは先発していない。もう1試合は、彼が先発出場したがサイドでプレーしたレンジャーズ戦だ」

 そして、このように続けた。

「つまり、彼が中央でプレーしていないとき、彼らは問題を抱える。セルティックにおけるキョウゴ依存は非常に強いんだ。彼はすごい選手だが、中央でプレーしていないときのセルティックには同じ力がない」

 このイングリッシュ記者の発言を伝えたVITAL CELTICは、「それが素晴らしい、だが恐ろしいデータだ」と、セルティックは層に厚みをもたせる必要があると報じた。

「セルティックスはかなり1次元的なチームということを物語っている。そして、キョウゴを抑えれば、セルティックを無力にできるということだ。それは良くない。リーグ戦で勝利を確実にしていくためには、ひとりの選手に頼る必要があってはいけない」

 だが、アンジェ・ポステコグルー監督は前節リビングストン戦で古橋をベンチスタートにし、CFで先発出場したギオルゴス・ギアクマキスは古橋が獲得したPKを失敗。戦犯として批判を浴びた。

 古橋は欠かせないとの声も強まる中で、ポステコグルーがどのようなチームマネジメントをしていくのか注目だ。

サッカーダイジェスト 11/3(水) 18:26
https://news.yahoo.co.jp/articles/07d4f26ea0268bbce4b82fff794db5dd94960b2f

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