「エンゼルス−マリナーズ」(24日、アナハイム)

 エンゼルスの大谷翔平投手(27)が「2番・指名打者」で出場し、第2打席は2ボールからの申告敬遠で歩かされた。

 前を打つマーシュが二塁打を放ち、2死二塁で打席に入った。初球は変化球がワンバウンドになりボール。2球目も外に外れボールになったところで申告敬遠の申し出がマリナーズベンチからあった。本拠地のスタンドからは大きなブーイングが起きた。

 本塁打王争いでトップのゲレロ(ブルージェイズ)とペレス(ロイヤルズ)を1本差で追っているが、直近のアストロズとの2試合で大谷は10打席で7四球(2敬遠四球)とバットを振るチャンスが少なかった。

 この日の試合前にベンチ内で取材に応じたマドン監督は「彼はフラストレーションを感じているだろうが、四球を選ぶのは良いことだ。悪い球を打ちにいって三振したり、凡退するより断然いい」と大谷の打席内の姿勢を高く評価。前日のアストロズ戦では同点の六回に四球で出塁した後、今季24盗塁目となる二盗に成功し、後続の適時打で勝ち越しホームを踏んだことなどを踏まえ、「(打撃以外に)別の方法でチームに貢献している」と語っていた。

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