【AFP=時事】粘着物質の取り締まりが強化された米大リーグ(MLB)で27日、シアトル・マリナーズ(Seattle Mariners)のヘクター・サンティアゴ(Hector Santiago)投手が新ルールによる初の退場処分を受けた。

シカゴ・ホワイトソックス(Chicago White Sox)とのロードゲームに登板したサンティアゴは、1-1同点の5回途中に満塁のピンチを招いたところで交代を命じられたが、ベンチへ下がる際に審判団からグラブなどをチェックされ、退場を宣告された。

 MLBは先日、ボールの条件を変える粘着物質の使用を禁じる新ルールを導入したが、このルールによる退場者が出るのは今回が初めてとなる。サンティアゴは規定に従って10試合の出場停止となる。

 大リーグでは今季、打者の打率が下がる一方で三振率は上がっており、投手の粘着物質の使用に厳しい目が向けられていた。しかし新ルールは多くの選手から批判を浴び、チェック中に怒り出す投手もいる。【翻訳編集】 AFPBB News

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