荒木飛呂彦さんの漫画『ジョジョの奇妙な冒険』の第6部『ジョジョの奇妙な冒険 ストーンオーシャン』がアニメ化決定。初の女性主人公・空条徐倫(くうじょう ジョリーン)の声は、声優のファイルーズあいさんが担当する。

アニメ化は、4月4日に開催されたオンライン配信イベント「ジョジョの奇妙な冒険 The Animation Special Event〜ジョースター受け継がれる魂〜」で明らかになった。

イベントには第1部から第5部までのシリーズで主人公を演じた声優陣が集結。興津和幸さん(ジョナサン・ジョースター役)、杉田智和さん(ジョセフ・ジョースター役)、小野大輔さん(空条承太郎役)、小野友樹さん(東方仗助役)、小野賢章さん(ジョルノ・ジョバァーナ役)の5人が登壇した。

閉鎖空間を舞台にしたDISCをめぐる戦い

『ジョジョの奇妙な冒険 ストーンオーシャン』は1999年から2003年まで『週刊少年ジャンプ』(集英社)で連載。コミックスは全17巻が刊行されている。

主人公は、第3部『スターダストクルセイダース』の主人公・空条承太郎の娘・空条徐倫。シリーズ初の女性主人公が、無実の罪で刑務所に収監されたことをきっかけに、スタンド能力(ストーン・フリー)が発言、宿敵・DIOに関わる戦いに身を投じていく物語だ。

シリーズを象徴する能力・スタンドが登場する作品としては第4弾。第1部でジョナサン・ジョースターとディオ・ブランドーからはじまった、1世紀以上にわたるDIOとジョースター家との因縁の決着が描かれている。

物語の鍵を握るのは、人間の記憶とスタンドを記録しておけるCDのような物体で、人の生死にも関わる「DISC」。敵組織に奪われた承太郎のDISCを取り戻すために、刑務所という閉鎖空間を舞台にした徐倫たちの戦いが繰り広げられる。

スタッフ・キャスト・放送時期といった情報は未発表。今後の続報が気になるところだ。

「ジョジョ」TVアニメの変遷

「ジョジョの奇妙な冒険」シリーズのアニメ化は2012年10月から2013年4月まで、原作の第1部・2部を描いた『ファントムブラッド』『戦闘潮流』からスタート。

主人公は、第1部ではジョナサン・ジョースターを興津和幸さん、第2部ではジョセフ・ジョースターを杉田智和さんがそれぞれ演じている。

2014年4月から2015年6月までは、小野大輔さん演じる空条承太郎を主人公に第3部が『スターダストクルセイダース』として放送。

2016年4月から12月までは、原作第4部が『ダイヤモンドは砕けない』として放送。主人公・東方仗助は小野友樹さんが演じた。

そして2018年10月から2019年7月まで、小野賢章さん演じるジョルノ・ジョバァーナが主人公の第5部『黄金の風』が放送された。

2021.04.04 19:31
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