自身の扱いを巡ってフラメンゴと衝突

ヴィッセル神戸は、新シーズンに向けて、ブラジルの名門フラメンゴから有望株の引き抜きを成功させたようだ。
現地時間1月9日、国内最大のネットワーク『Globo』をはじめとする複数のブラジル・メディアは、神戸とフラメンゴが、ブラジルU-21代表FWのリンコン獲得交渉で合意に達成したと報じた。

ブラジル紙『O Dia』のヴェネ・カーサグランデ記者によれば、神戸は50万ドル(約5150万円)を前払いしたうえで、22年1月までのレンタル契約を締結。
それに総試合数の50パーセントに出場した場合に、250万ドル(約2億5750万円)の買い取りオプションが付帯するという。

現在20歳のリンコンは名門フラメンゴの下部組織育ちの有望株だ。2017年に16歳でトップチームデビューを果たすと、世代別代表にも招集され、
フラメンゴからレアル・マドリーへ移籍したヴィニシウスらとともに「セレソンの未来を担うエースだ」と期待をされる存在となっていった。

しかし、昨年末に自身の扱いを巡ってクラブ幹部と衝突。トップチームの練習参加も認められずに放し飼いの状態になったリンコンは、国外移籍を模索。
欧州の複数クラブに加え、MLSのFCシンシナティが参戦した争奪戦が繰り広げられた。

いまだ両クラブから正式発表はないものの、「数日中にリリースされる」と報じられているリンコンの神戸入団について、
ブラジルのラジオ局『Tupi FM』は、「フラメンゴがリンコンの日本行きを認めた」と伝えている。

「期待のフォワードはイニエスタの仲間となり、フラメンゴは最初に50万ドルを獲得する。リンコンはフラメンゴとの衝突によって売りに出された。
オフィシャルには明かされなかったが、舞台裏を知る情報者のリポートによれば、選手側の無秩序な行為に対するクラブの忍耐力の欠如だったことが指摘されている」

いまだ粗削りな感は否めないものの、ポテンシャルに疑いの余地はないリンコン。獲得が決定すれば、昨シーズンにJ1で14位と低迷した神戸の起爆剤となるか注目だ。

1/10(日) 19:07配信 サッカーダイジェスト
https://news.yahoo.co.jp/articles/577b626b48b308c91dea6cf305ab221689a08e01

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