12/16(水) 5:15
東スポWeb

志村けんさんがホレたオンナの苦悩 相次ぐ誹謗中傷で人間不信に…
取材に応じた奥村美香
 今年一番の悲しいビッグニュースといえば、国民的スターだったコント王℃u村けんさん(享年70)の訃報だろう。3月29日に新型コロナウイルスによる肺炎が原因で死去して8か月余り。その間、「愛人」「売名行為」と誹謗中傷されて苦しんだモデルがいる。「ミスFLASH」ファイナリストの奥村美香(32)だ。一時は「死にたい」と思い詰めたこともあったという。志村さんとの本当の関係=Aそしてバッシングの苦悩について、重い口を開いた――。

 日本中が志村さんの急死の衝撃を引きずっていた4月上旬、志村さんと親密だった女性の告白記事が一部週刊誌で掲載された。その女性こそが奥村だった。

 記事には、志村さんが奥村と週3回会っていたことや、東京・麻布十番で手をつないでデートしていたこと、LINEで奥村に対して「恋しましょう」などとメッセージを送ったことなどが紹介された。

 パッと読むと、無名のモデルがスターの急死に乗じてメディアに露出した売名行為と誤解されかねない。案の定、奥村のSNSは炎上した。

 だが、事実は異なるという。当人は困惑の表情を浮かべ、一旦は取材を断ったが、誤解を解きたいとの思いがあったようで、少しずつ真相を口にし始めた。

 話は3年ほど前にさかのぼる。奥村は、友人と一緒に都内で開かれた食事会に参加。男性2〜3人、女性7〜8人ほど、計10人前後だったと記憶している。その中に志村さんもいたが、そこまでファンではなかった。

 会食中にトイレに行くと、志村さんから連絡先を聞かれた。トイレから戻った後、男性が「志村さんと連絡先交換したんですか?」と驚く。すると女性陣からは次々と「私も交換して!」「私も!」と交換をねだる声が上がった。気まずそうな顔をする志村さん。すかさず男性が「ダメダメ。志村さんから聞かれた子だけだよ」と割って入った。

 志村さんがこの食事会で唯一、連絡先の交換を望んだのは奥村だった。一目ぼれしたのかもしれない。熱愛報道もあった女優でタレントいしのようこ(52)にどことなく似ていた。

 ほどなくしてデートが始まった。志村さんはよく飲んだ。

 折に触れ、「お前といると癒やされるんだよな」「一緒にいてラク」とニッと笑ってくる。「お前」「けんさん」と呼び合う仲。カラダの関係は「なかった」。

 楽しい時間は長くは続かない。志村さんは今年3月、新型コロナによる重度の肺炎と診断され、緊急入院。そのまま帰らぬ人となった。

 その後、冒頭のように一部で2人の関係が報じられた。奥村が特に問題視したのは、LINEの中身が掲載されたことだった。自身のLINEを女友達が何らかの方法で入手、男性記者に流し、記事化されたとみている。女友達とは「連絡が取れなくなりました」。

 記事掲載後、SNSに誹謗中傷が相次いだ。

「着信やLINE、インスタグラムのメッセージが合計で何千件とあって。人間不信になって2、3日間何も食べられず、2週間くらい引きこもりました」

 知り合いの弁護士に法的措置を相談したが「取れても微々たる慰謝料しか…」と返された。

「そして木村花さんの件もあって…」

 木村さんは5月、フジテレビ系「テラスハウス」の演出≠苦に急死している。

「気持ちがすごく分かり、私も『死にたい…』と思った時がありました」

 それでも友人に支えられた。ツラかった時期を乗り越えようとしている。来年以降には念願だった女優業を本格化させ、映画出演も控えている。

 取材を終え、本業のグラビア撮影に移ると、パッと華やいだ表情を見せた。

 誹謗中傷されたが、天国の志村さんは気にしなくても「だいじょうぶだぁ」とほほ笑んでいるに違いない。

https://amd-pctr.c.yimg.jp/r/iwiz-amd/20201216-02516892-tospoweb-000-6-view.jpg
全文はソース元で
https://news.yahoo.co.jp/articles/7d202b6f7aa170f1aca16bbb080637d30c08be3a