10/6(火) 19:58
デイリースポーツ

橋下氏 学術会議への官邸関与批判に「問題視する連中は人事をやったことのない者」
橋下徹氏=2015年12月18日撮影
 元大阪市長で弁護士の橋下徹氏が6日、ツイッターに新規投稿。日本学術会議が推薦した会員候補6人が任命されなかった問題で、同会議が2017年の前回時に交代会員の推薦候補105人を決める前に、その交代枠を超える候補者名簿を示すよう安倍政権時代の首相官邸が要求し、会議が応じたという朝日新聞デジタルの報道を添付し、「事前調整を問題視する連中は人事をやったことのない者だろう」と指摘した。

 橋下氏は「任命権者は任命する際に事前の調整などしない。学術会議に推薦権があるから事前調整をした。事前調整を問題視する連中は人事をやったことのない者だろう。推薦が最終決定なら、学術会議が任命権者となる」と指摘。官邸が選考過程に関与したことを問題視する声に対して「人事をやったことのない者」と批判した。

 さらに、同氏は「今の学術会議会員の任命権者を学術会議とすることは流石にできないはず。だから推薦権にとどめた。推薦権であれば任命権者と事前調整するのは当然」と説明。「これまで事前調整しなかったのは、任命権者としての責任を果たさなかった悪しき慣例」としつつ、「ただし政治のチェックポイントが問題」とも付け加えた。

 また、橋下氏は連続投稿。「政治は学問的業績をチェックできない。政治がチェックできるのは、審議会的側面のある学術会議の意見のバランス。学問的評価や反政権か否かを見てはならない。多様な意見を反映している学術会議になっているか否かが、政治による唯一のチェックポイント」と多様な意見を踏まえたバランス感覚を説き、「菅政権の説明が必要」と訴えた。

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