◇スーパーラグビー第1節 サンウルブズ36―27レベルズ(2020年2月1日 福岡・レベルファイブスタジアム)

今シーズン限りでリーグからの除外が決まっているサンウルブズが、レベルズを36―27で下し、参入5年目で初の
開幕戦勝利を飾った。

試合は前半8分、WTBフィフィタ(天理大)の突破で相手陣奥深くに進入すると、波状攻撃でさらに前進し、最後は
共同主将を務めるCTB森谷(パナソニック)が記念すべき今季初トライを挙げて先制した。3点を返された後の
同18分には、ラインアウトからモールを押しきり、フッカーのブレグバゼがチーム2トライ目。その後も1トライを追加し、
前半を22―13とリードして折り返した。

後半は開始直後、相手のショートキックを捕球したFBダーガヴィルが左サイドライン際を約55メートル走り抜き、
リードを広げるチーム4トライ目を挙げる幸先のいいスタート。その後も要所でフランカー布巻(パナソニック)らの
ジャッカルでピンチを防ぐと、同20分にはSOエイプリルのトライでさらにリードを広げた。

今シーズンは過去4年と異なり国内のトップリーグ(TL)とシーズンが重複しており、昨年のW杯日本代表はメンバーに
1人も含まず。スコッド形成に困難を極めた中、パナソニック所属の森谷、布巻、ロック谷田部、早大のSH斎藤、CTB中野、
天理大のフィフィタら国内チーム所属選手と外国出身選手で形成。合宿開始から1カ月足らずで開幕を迎えたが、
見事に逆境を乗り越える白星となった。

https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20200201-00000156-spnannex-spo