今年はルーキーイヤーとひと味違う。鳥取市内のトレーニング研究施設「ワールドウィング」での自主トレを終えた中日・根尾昂内野手(19)が心身両面で成長を見せている。

24日に今年初めてナゴヤ球場で練習した2年目内野手は、鳥取でのトレーニングがよほど充実していたようで「(同施設代表の)小山先生にたくさん意見やアドバイスをもらえた。
なるほどなというものがたくさんあった。来年も行きたい」と目を輝かせた。

同施設は尊敬するイチロー氏(マリナーズ球団会長付特別補佐兼インストラクター)をはじめ、球団OBの山本昌氏や岩瀬仁紀氏らレジェンドがこぞって利用していたことでも知られる。
息の長い真の一流選手を目指す根尾にとっては、まさに聖地で「偉大な選手がたくさん通われていたので、どういう考え方、理論でやられていたのか、より具体的により近くで、体験させてもらった」と収穫を口にする。

一方で根尾は「憧れとか、そんなアバウトなものじゃなくて、ただ自分がそういう選手になるという明確な目標を持って行っているので、そういう選手が行っていたから行ったというわけじゃないです」とも強調した。
細かいこととはいえ、ニュアンスが違って報じられることを警戒したのだろう。“優等生発言”が多かった昨年には、見られなかったシーンだ。

昨年は1月の新人合同自主トレで右ふくらはぎ肉離れを起こし、キャンプは二軍スタート。一軍戦出場はわずか2試合にとどまった。
それだけに今年はキャンプインに向け「去年と違って万全な感じ。しっかり充実した準備はできてるかなと思う。1年前とは全然違う」と意気込む。“2年目の開花”に期待大だ。

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1/25(土) 16:35配信