GOAL1/10(金) 0:07配信
U-23日本、サウジに敗れ痛恨の黒星発進…10番食野にゴールも、VARからPK弾献上

 AFC・U-23選手権2020(東京五輪アジア最終予選)のグループステージ第1戦が9日に行われ、U-23日本代表とU-23サウジアラビア代表が対戦した。

 同大会は上位3チームにオリンピック出場権が与えられる。開催国として五輪本大会への出場が決まっている日本にとっては貴重な強化の場であり、「金メダル」を掲げる森保一監督にとっては、是が非でも優勝してさらに勢いをつけたい狙いもある。

 初戦の先発には今大会招集メンバーで唯一海外組の食野亮太郎が先発入り。ガンバ大阪からスコットランドのハーツへ移籍し、今回の代表では10番を背負うアタッカーが2シャドーの一角に入った。また、昨年12月に行われたEAFF・E-1選手権において、A代表デビュー戦でハットトリックを記録した小川航基もスターティングメンバーに名を連ねた。

 この世代のベースである3-4-2-1でスタートした日本だったが、序盤から“中東の雄”サウジアラビアに押し込まれる展開。7分にロングボールを放り込まれると、渡辺剛がクリアするが、セカンドボールを拾ったムフタール・アリにミドルシュートを打たれてしまう。この一撃がゴール左ポストに直撃。日本にとってはいきなり肝を冷やす場面となった。

 日本はさらに9分、サウジアラビアに縦パスを入れられると、最後は9番のアブドゥラー・アルハムダンにシュートを許す。完璧に枠を捉えたシュートだったが、これはGK大迫敬介がセーブして難を逃れた。

 細かなパスを回しつつ、サイドチェンジで攻撃の機会をうかがう日本は、杉岡大暉が何度かクロスを送る場面があったものの、最前線のターゲット小川には合わず。26分に田中駿汰の縦パスを受けた、旗手怜央が左足でフィニッシュで持ち込んだが、惜しくもクロスバーを越えてしまった。

 日本は30分に再びピンチを招く。サウジアラビアはカウンターからアブドゥルラフマン・ガリーブが強烈な右足シュートを放つ。枠を捉えた一撃であったが、これもGK大迫が右手一本でスーパーセーブ。サンフレッチェ広島の若き守護神が再三のピンチを救い、前半はスコアレスのまま折り返した。

 しかし日本は後半の立ち上がり、サウジアラビアにリードを許してしまう。サウジアラビアは48分、ガリーブがドリブルでPA内に進入すると、最後は10番のアイマン・アルクライフがスイッチして右足シュート。これが左ポストに当たってゴールに。サウジアラビアが先制点を獲得した。

 ビハインドを背負った日本だったが56分、PA手前左で杉岡からのパスを受けた食野がカットインして右足一閃。これがDFに当たって軌道が変わりゴールへ。日本が10番食野の一撃ですぐさま同点に追いついた。

 日本は72分に小川を下げて上田綺世を投入。2枚の交代枠を残したまま終盤に突入する。日本は85分に古賀太陽から岡崎慎へのバックパスが乱れた隙を突かれ、サウジアラビアにボールを奪われてしまう。拾ったアルブリカンがPA内に進入すると、飛び出してきた大迫をかわした際に転倒。主審はPKスポットを指差した。

 その後、VAR(ビデオ・アシスタント・レフェリー)によるオンフィールドレビューを行った結果、主審の判定に変更はなくPKに。これをガリーブに決められサウジアラビアに勝ち越しを許した。

 日本は後半アディショナルタイムに田川亨介と相馬勇紀を投入したものの、時既に遅し。サウジアラビアに1-2で敗れ、痛恨の黒星スタートとなった。

■試合結果
U-23日本代表 1-2 U-23サウジアラビア代表

■得点者
U-23日本:食野亮太郎(56分)
U-23サウジアラビア:アイマン・アルクライフ(48分)アブドゥルラフマン・ガリーブ(88分)

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