ファッション誌の「読者モデル」の草分けで知られる小川淳子(おがわ・じゅんこ、本名小島淳子=こじま・じゅんこ)さんが3日、脳腫瘍のため死去した。39歳。神戸市出身。葬儀・告別式は近親者らで済ませた。後日「お別れの会」(仮称)を開く。

 神戸女学院大在学中から女性ファッション雑誌「JJ」の読者モデルを務めた。時代を先取りした鋭い感性でカリスマ的な人気を集め、同誌で連載を担当するなど、2000年代初めの「読モブーム」の火付け役となった。甲南女子大や神戸松蔭女子学院大などの読モとともに活躍し、流行発信地としての神戸を全国に印象づけた。

 大学卒業後、法律事務所秘書やネイリストを経て、03年に自身のブランド「Chesty(チェスティ)」を立ち上げ、07年に同ブランドなどを扱うアパレル会社のJOC(神戸市中央区)を設立。翌年には神戸・旧居留地に店舗を出すなど、経営者としての手腕も発揮した。

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