この秋は「真っすぐ一本」を貫く。鈴木博が7日、みやざきフェニックス・リーグ初戦の巨人戦に4番手で登板。
打者3人を8球全て直球で退けた。
「自分本来の真っすぐを忘れてしまった」と苦しんだ今季を反省。
原点回帰で真の守護神として復活し、チームの低迷打破への力となる。

 1−5の9回、先頭打者は静岡・磐田東高の後輩にあたる加藤だったが「後輩だな」という程度で、ほとんど意識はしなかった。
この日最速の153キロで空振りさせると、2球目の152キロで力のない中飛に仕留めた。
続く2人も全て150キロ台の速球でねじ伏せた。

「腕を振って、真っすぐにもう一度磨きをかけるという、この秋自分がやろうとしたことができた。
いいスタートが切れた」と言葉を弾ませた。

 今季は前半戦こそ快調にセーブを積み重ねたが、7月25日の広島戦(マツダ)を最後に出場選手登録を抹消。二度と1軍のマウンドに立つことはなかった。「いろいろ変化球を試していくうちに悪くなってしまった」

 だからこそ、この日は「自分の軸」である速球にとことんこだわった。球速にも「シーズン通り」と納得した様子。「真っすぐが良ければ変化球も良くなる」という自分本来の投球を確信した。

10/8(火) 14:28配信
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20191008-00010015-chuspo-base

http://npb.jp/bis/players/61965136.html
成績