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指揮官は「コンディションの良い選手を起用したい」と説明

森保ジャパンは、9月10日にカタール・ワールドカップのアジア2次予選の初戦を迎える。対戦相手はミャンマー。敵地ヤンゴンのトゥナン・スタジアムで、日本時間の21時20分にキックオフされる予定だ。
 
 前日会見で森保一監督は「今回の招集メンバーのなかで、キリンチャレンジカップ(パラグアイ戦)を戦ってきましたが、その活動のなかでコンディションの良い選手を起用したいと思います」と説明。チームは9月5日に国内でパラグアイと対戦して2-0で勝利し、その翌日にミャンマーへ移動。現地でトレーニングを積んできたが、そのスケジュールのなかで森保監督は各選手のコンディションをチェックし、メンバー選考を行なうようだ。
 
 もっともワールドカップ予選の大事な初戦であり、指揮官は大きく冒険はしないはず。パラグアイ戦のスタメンをベースに、数人の入れ替え、もしくは顔ぶれを変えずに臨むのではないか。
 
 まずGKはシュミット・ダニエルと権田修一の争いになるだろう。パラグアイ戦ではシュミットが先発予定だったが、前日の練習で右踵を負傷。急遽、スタメン出場した権田が無失点勝利に貢献した。ただミャンマー戦に向けては、シュミットの状態は問題なそうで、ここではシュミットを先発と予想した。
 
 最終ラインはパラグアイ戦と変わらない見込みで、左から長友佑都、吉田麻也、冨安健洋、酒井宏樹の並びになるはず。ただ、先手を取った際など、もし守備を重視する場合はパラグアイ戦で試した冨安を右SBに回し、CBに植田直通を入れる形もオプションとして活用するかもしれない。

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橋本と遠藤は甲乙つけがたいが

ボランチでは柴崎岳は欠かせないとして、相棒は橋本拳人と遠藤航で悩むところだ。橋本はパラグアイ戦で先発し、まずまずのプレーを披露。遠藤は今夏に移籍したシュツットガルトで出場機会を掴めず、試合勘でやや不安が残る。ただ遠藤は代表での経験値で橋本を上回り、まず固く試合に入りたい場合は、遠藤を起用する可能性も十分にあるだろう。
 
 中盤2列目は、森保ジャパンの攻撃を引っ張る中島翔哉と堂安律を予想。ただし、堂安はここ最近、代表で結果を残せておらず、その状態を森保監督がどう見るか。攻撃に変化を加えた場合は久保建英の抜擢もあるのかもしれない。指揮官はその点については「今日(試合前日)の練習を見て決めたい」と話している。
 
 FWは大迫勇也と南野拓実のコンビが濃厚だ。ともにパラグアイ戦ではゴールを奪っており、調子は上向き。天候やピッチ状況に不安は残るが、チームを助けるゴールを奪ってもらいたい。
 
 下馬評では日本有利の声が大半だが、大迫が「思ってた以上の環境。すごいとしか言いようがなく、まさかな部分もあるように感じる。ただ、そこはしっかり認めて、自分たちのなかで整理して臨みたい」と語っているように、高温多湿な環境やピッチコンディションに苦しめられるかもしれない。その状況でチームとして真価を発揮できるのか楽しみだ。

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