2007年に40歳の若さで亡くなった坂井泉水さんがボーカルを務めたZARDをトリビュートしたアルバム『ZARD tribute』(18日発売)でデビューする
女性4人組バンド、SARD UNDERGROUND(サードアンダーグラウンド)がこのほど、東京・六本木のオリコン本社を訪れ作品をアピールした。

 SARD UNDERGROUNDは、ZARDが所属するBeingのレーベル、GIZA studioでメジャーデビューを目指してレッスンを受けていた神野友亜(Vo)、
赤坂美羽(G)、杉岡泉美(B)、坂本ひろ美(Key)によって結成。ZARDのプロデューサーでBeingの創始者である長戸大幸氏が「ZARDの作品を後世に
伝えていってくれる存在」として後押し。バンド名もZARDの「Z」を反転させ、SARD UNDERGROUNDと名付けられた。

 デビューを間近に控え、坂本は「最初はうれしいという気持ちがありつつ、夢のようなお話だったので全然実感がなかったんですけど、メンバーで
活動していくうちにだんだん実感がわいてきました」と話す。一方、“ZARDが残した楽曲を後世に伝える”という使命に杉岡は「(デビューが)
うれしい半面、プレッシャーも感じていました。でも、やるしかない、頑張ろうと思いました」と正直な気持ちものぞかせた。

 平均年齢20歳とあり、メンバー全員がリアルタイムでZARDの楽曲を聴いていたわけではないが、大きな影響を受けたという。なかでも神野は
「1つひとつストーリーが違う曲を、その曲に合うようにピッタリ歌っている。聴く人への“伝え方”が本当にすごいと思います」と、ボーカルの
坂井泉水さんの表現力を改めて実感。「坂井さんの歌い方を自分のなかで1回消化したうえで、自分なりにZARDさんの曲・歌詞をしっかり
伝えていけたらと思います」と目標を明かした。

 デビューアルバム『ZARD tribute』には、「君がいない」「マイ フレンド」などの名曲から、「突然」「DAN DAN 心魅かれてく」といった
ZARDが他アーティストに提供した楽曲も収録。赤坂は「個人的には『Don’t you see!』がおすすめです。ZARDさんのオリジナルのすごくすてきなんですが、
私たちが(カバー)させていただいたものも、また違った形でありなのかなと思います。ぜひ聴いていただきたいです」とアピール。

 さらに今後についても、赤坂は「デビューアルバムで発表した曲以外にも、まだまだやりたい曲がたくさんあるので、プレッシャーを感じながらも、
楽しみのほうが大きいです」と話し、神野は「今の世代にZARDさんの曲を伝えていくために、バンドとして大きくなりたい。CDだけじゃなく、
ライブなども行っていきたいです」と胸を高鳴らせていた。

オリコン
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20190906-00000355-oric-ent
アルバム『ZARD tribute』(18日発売)でデビューするSARD UNDERGROUNDがオリコン来社
https://amd.c.yimg.jp/im_siggiJNzVn0g8hZBiUaFuj7w1A---x900-y601-q90-exp3h-pril/amd/20190906-00000355-oric-000-1-view.jpg
SARD UNDERGROUND
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