【アニメ】『海獣の子供』なぜ賛否を巻き起こす結果に?作品のテーマやアニメーション表現から考察
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◆ 『海獣の子供』なぜ賛否を巻き起こす結果に? 作品のテーマやアニメーション表現から考察
五十嵐大介による同名の漫画作品を、『マインド・ゲーム』(2004年)、『鉄コン筋クリート』(2006年)など、異色の作品を多く手がけてきた、「STUDIO4℃」によって製作された劇場長編作品、『海獣の子供』。力の入った映像表現に圧倒される声が多い一方で、ストーリーや登場人物のセリフなどに難解な点が見られ、その評価は、かなり割れていると感じられる。
ここでは、そんな本作『海獣の子供』のテーマやアニメーション表現について考えながら、どのあたりが賛否を呼び起こす原因になっているのか、それらの謎をできるだけ深いところまで潜って、考察していきたい。
■ “感覚”の世界を表現すること
「ミュージシャンズ ミュージシャン」という言葉がある。これは、プロのミュージシャンたちが聴いて参考にするような音楽を作っている人物を指す言葉だ。漫画家・五十嵐大介は、その意味でクリエイターたちに影響を与えるような作品を作る、「クリエイターズ・クリエイター」といえるような存在である。アニメーション界のなかでも尖った作品が多い、STUDIO4℃に映画化を切望されたといのも、その証左であるといえるだろう。
原作となった漫画『海獣の子供』で、まず注目すべきなのは、その圧倒的な描写力だ。とはいえ、その魅力は誰にでもすぐに理解はできないかもしれない。基本的にボールペンを使用して描いているところもあり、一見すると描きなぐった雑な絵のようにも見え、むしろ下手くそだと感じる人もいるだろう。
問題は、何をもって“絵の上手さ”だとするかである。五十嵐大介の作品にあるのは、コミック風の流麗なペンタッチや、正確に仕上げるトーンワークなどの職人的な漫画製作というよりは、現実の世界から受け取った印象や感覚を、“記号的”な表現にできるだけ変換せずに、活きたままに描写するという、「絵」という表現方法が本来持っていた、より根源的な存在意義としての“上手さ”である。
描く対象を立体的にとらえ、重量や質量を感じるような、実在感をともなった表現。これによって、読者は現実に近い感覚を味わうことができるのだ。雨粒が顔にかかる感触、素足の下の砂が波で動いていく肌触り、誰もいない教室で寝そべったときの床の温度……。それらが、魔法のように伝わってくる。
劇場長編作品として編み直されたアニメーション版『海獣の子供』は、そんな繊細な感覚を呼び覚ます絵柄を、動画として表現し直している。五十嵐作品の絵に魅了されたことのある観客ならば、それだけで感動してしまうだろう。作画では、例えば人物の顔だけを見ても、鼻の頭や頬骨のあたりにニュアンスとしての無数の線や、まつ毛がたくさん描き込まれていたりなど、アニメ作品として異質とすらいえるような、原作の雰囲気に近いビジュアルが実現している。
線が多くなるだけで、それだけ作画に時間と労力がかかってしまう。人物以外に、ウミガメやジュゴン、イルカ、サメ、クジラなど、海洋生物の描写については、3DCG技術も併用しながら、夥(おびただ)しい数の個体数とカット数、水しぶきや泡などが、動画として表現されていく。
例えば、原作でも印象的だった、土砂降りの雨のなかを、主人公である14歳の少女・琉花(るか)が自転車に乗って走っていくシーンは見事だ。身体に感じる水がかたまりのように感じ始め、ついには水中を進んでいくように思えてくるという、感覚から生じていく空想が、そのまま映像として表現されていく。
こうやって得られる、人間の主観的な体験に近い、“生(なま)”の感覚というのは、次第に展開がエスカレートしていく後半部において、効果を発揮してくる。海中で巨大な生物に遭遇するおそろしさや、海の不思議、そして宇宙の神秘に触れるという、現実を超越した世界が、あたかも現実と地続きにつながっているような気がしてくるのである。
※続きは下記のソースでご覧ください
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リアルサウンド 2019/06/13
https://realsound.jp/movie/2019/06/post-374100.html アニメが市民権を得てしまった現代にサブカルアニメなんてものは存在しない。
今や文芸、絵画なんかのハイカルチャーさえはっきりしなくなってるからなあ。 >>98
特典で釣ってもショボいアニメもいっぱいあるというのに >>210
頭悪いなあ。
70代末期あたりからサブカルの代表格と言われてきたアニメが、時を経て今や市民権を得てしまった。
もうサブカルチャーじゃなくてメインストリームになってしまったということなんだよ。
キミ、20歳ぐらいなのかな?
25過ぎてたらホントにアホだぞ。 >>214
まず70年代にアニメはサブカル枠に入ってなかったよ
サブカルがなんでもかんでもそれはサブカルだといって
自分を大きく見せようとして2000年代にはあまりに
貧乏くさいものになって自滅するしかないジャンルになっちゃった >>216
サブカルの歴史的定義くらい読んでこいと >>214
後から言い訳するのはみっともないから止めておけw >>218
後から言い訳?
おれの前レス読んで分からんのなら、まあ、おまえの頭の程度がわるいってことだなw
おまえみたいなやつは、論理的な意見や反論ができないんだよね。
せいぜい捨て台詞を吐くくらいw >>217
誰の書いた歴史的定義、サブカルライター? >>220
え?
さんざんググってそのレスしかできないの?
サブカルというなら、リリーフランキーでも読んでみたら?
アニメ方面なら竹熊健太郎?
読みやすいと思うよw >>200
普通のエンタメ作品だよ
海獣の子供より解りやすい作り >>207
うん。サブカル属オタク属という分け方する人に合わせただけ
昔は高尚さを目指した作品はアートアニメと表現してたね 日本文壇の異端的大御所である筒井康隆のパプリカをサブカルに分類するヤツがいるんだよなあ。
筒井康隆作品がサブカル業界人に与えた影響は計り知れないが、あくまで筒井康隆は文学の人なのにね。 生命の神秘や起源といった抽象的なテーマを描こうとして、漫画そのものも抽象的なまま終わった作品
作者は描きたかったことの半分も描けていないと思う
駄作とは思わないが、決して絶賛されるような作品ではないよ、元からな >>9
映画に対する評価が「綺麗だった」の時点で観たくない 原作も読んでみたけど、作者は自分が何を描きたいのか、自分の考えがまったくまとまってなかったんだと思うわ。
強く訴えたい主題があるなら、あんな淡白な描写で終わるはずがない。 >>228
嘘乙。
米田の歌はエンディングしか出てなくてPVなんてものには程遠かった。 >>228
秒速5センチメートルくらい徹底してたらPVアニメも悪くないかとw >>227 この漫画家の最近作は
ディザインだっけ
なんか人獣的な奇形にかたよったような、フェチ的でもある作品だったな
モン〇ントなどのバイオハザード的なテーマでもあり、なかなか先鋭的そうだとは思ったが
連載終わったそうだから、まとめて読んでみるか
ストーリーとしては、それなりに回収できてるのだろうか? サブカルを「広義と狭義」で分けて語るからややこしくなる >>232
そもそも褒め言葉じゃないというのがスレで共有されてない
サブカルを芸術性の意味で使いたい人がいるような 「サブカルチャー」と「サブカル」は別物だろ
ごっちゃにしてる時点で間違い >>234 厳格な定義はできないので
そういうこと言っても余り意味ないかもね
ハイカルチャーの美術館で
漫画の展示などもされているので、更にまた混沌としてきており
もっと境界主張は意味をなくすかも 狭義のサブカルw
森本晃司にあなたはサブカルですねと言ったらどんな顔するだろうなw ティザー映像見ただけで泣いてしまったので映画行こうかなやむ >>145
なるほどちょっと全体の話わかったかも
もう一回見てみるかな
何で急に仲直りしてんの?とか思ってたわ 最近「映像はすごい、ストーリーは・・・」という映画が多いな
ファイルファンタジーみたいなゲームもそうだね
技術は上がってきてるけどストーリーがネタ切れ気味なのかな オタクもポップ化して久しいのに今時サブカルなんてファッションでしかありえんだろう 世界最大の映画批評サイトIMdb、邦画作品のみのランク
*20位 七人の侍 黒澤明
*27位 千と千尋の神隠し 宮崎駿
*53位 火垂るの墓 高畑勲
*65位 もののけ姫 宮崎駿
*79位 君の名は。 新海誠 115位 羅生門 黒澤明
119位 用心棒 黒澤明
126位 生きる 黒澤明
133位 となりのトトロ 宮崎駿
135位 ハウルの動く城 宮崎駿
137位 乱 黒澤明 176位 東京物語 小津安二郎
217位 風の谷のナウシカ 宮崎駿
241位 天空の城ラピュタ 宮崎駿
248位 AKIRA 大友克洋 >>239 説明しか読んでないが、そんなイメージビデオみたいなので
感動できるものなのか?
説明は上手だと思ったけど >>245
こないだ見た時は頭がおっつかなくて
呆然としてしまったけど映像の凄さは半端ないから
意味わかってみたらどうなるんだろ >>221
いやどや顔でその二人返せるのがこちらの意図してることが
なんもわかってないぞ、どっちも評論などと呼べるような著作はないぞ
リリーはそもそもそういうスタンスで書いてないし竹熊も評論っぽい
ポジションにおかれただけで評論家ではないそれで潰れて病んじゃった人 稲垣が芦田愛菜の父親役って、全然ワイドショーでやってないよね?
知らんかった 今日観てきた、全てに密度が高くて結構疲労感ズッシリだわ 暇だったから見直したが
ここのストーリー読んだら確かに生誕祭の映像はちゃんと意味になってんだな
画面ごとの情報量大杉てついてけなかったがだんだんわかってきたら鳥肌立った >>250
後にカルト的な人気で名作になるのかな? >>250
そんなん言われたらもう一回みたくなるやん… >>250
いやおれはどっと疲れてもう一回見る気にならん アニメだからか子供も結構見に来てたけど、これ子供向けじゃないよな
まぁ大人もよく分からんが 原作を読めばいいんじゃないの?
そうじゃなくて原作を読んでも感じさせないような感覚を映画から得られるってこと? 夏休みの初日に部活のメンバーと喧嘩して跳べなくなった主人公が
ワンダーランドに迷い込んで色々あってまた跳べるようになるお話だった
と思いきや別居中の両親がよりを戻して2人目の子供を作って出産したお話だった
終盤はスピリチュアル全開で宇宙と海と生命とヒトは全て同一であるみたいな話がバンバン 改めて捕鯨について考えさせられた作品
ジャップの食文化は野蛮 見てきた
良かった点
映像というか作画が凄い
今まで見た映画で一番すごい
稲垣吾郎が出ててワロタ
音楽についてはスタッフロールに流れた米津だけは良かった海の幽霊
キャラデザは賛否が出そうだが私は好きです まつ毛とか特徴的
いまいちな点
ストーリーがとにかく分からない
後半は何が起きてるかすら理解できない
後半は登場人物がポエムを口ずさむだけで言語意味不明瞭
地味に声優が素人っぽい
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