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2019.4.16

タレントのマツコ・デラックスさんが、4月13日放送のNHKスペシャル『AIに聞いてみた どうすんのよ!?ニッポン』(NHK総合)に出演し、未婚率が上がっている問題に関して「女性の立場に立った男女平等があるはず」「皆が結婚して子供増やすのが正解なのか?」などと持論を語り、ネット上で賛同の声が上がった。

今回のテーマは「超未婚社会」。番組では、かつては収入が多い女性は結婚から遠いイメージがあったが、最近の研究では”経済力がある女性が早く結婚する”傾向もみられるとの話題が出た。(文:okei)
中略

様々な未婚対策が紹介され、番組の最後に感想を求められたマツコさんは、いつもこんな疑問があるとも語っている。

「みんながみんな結婚して子どもをたくさん産んで少子化を止めることが、この国の正解なのかっていうこと。日本が数十年後、人口5000万人のコンパクトな国になる、ではダメなのかな?」
「そこに行くまでは必ず少子高齢化があって、苦しい時代がある。でも『1億3千万人の人口を未来永劫キープする』っていう政策のもとでも、(日本は)大丈夫なの?」

と問いかけた。

これに対してNHKの大越健介記者が、「政治家って衰退していく前提でものが語れないんですよ。だから子供は多い方がいい、活気があります、元気があります、明るい未来を!という方向に、どうしても政策誘導してしまう」と説明すると、マツコさんは、「でもそんなこと言ってる状況じゃないじゃない」と反論した。

「ある程度の衰退はもうはっきりと見えてるわけで、もはや高度経済成長の時代の理論でやってる国じゃない。結婚は、そこをどうするかに結びついている」
と、結婚はこれからの日本の在り方に関わっているという持論を語った。

さらに、「国がどうしてもみんなに結婚してほしいと思っているなら、もうちょっと結婚しやすい制度に変えなきゃいけない」と、女性の働きやすさや子育て支援など、多方面に変えるべき問題が山積しており、「なかなかの問題だよこれは」と釘を刺していた。

ネット上では、マツコさんの「女性本意の男女平等」や、締めの言葉がよかったと共感する声が多く上がっている。マツコさんの言う通りコンパクトな国になっていくことを認めて今後を考えた方がいい、「いつまでも右肩上がりにこだわってたら破綻する」といった声が寄せられた。