政府は来年5月1日の皇太子さまの即位に伴う改元に先立ち、来年4月中旬を軸に新元号を公表する方向だ。公表に合わせ、新元号を定める政令を閣議決定し、現天皇が署名したうえで公布する段取りも固めた。政府関係者が明らかにした。

 改元に伴う官民のシステム改修には一定の時間がかかるため、政府は「国民生活への影響に配慮」(菅官房長官)し、新元号を事前公表する。年明けにも公表日を発表する見通しだ。

 現天皇が来年4月中旬をめどに新元号を定める政令に署名・公布しても、政令の施行日は、皇太子さまが即位して新天皇となられ、新元号が始まる5月1日とする。

 自民党内などの保守派は、天皇一代に元号一つを定める「一世一元」制を重んじる立場から、「新元号は新天皇が署名、公布すべきだ」と主張してきた。

 保守派の主張通りなら、政令の署名・公布は来年5月1日となる。この場合、政令の閣議決定から公布までには数週間かかる。

12/29(土) 6:10配信
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20181228-00050117-yom-pol