カブスの“特別賞”には今季加入したばかりのダルビッシュも…MLBでシーズンオフとなると大きな注目を集めるのがFA市場である。
毎年、大物選手がマーケットを賑わし、その去就をメディアが追いかける。
今オフはナショナルズからFAとなったブライス・ハーパー外野手、そしてドジャースからFAとなったマニー・マチャド内野手が再注目の選手となり、未だ、その去就は定まっていない。

毎年、数多くの選手がFAとなり、新天地へと移籍をしていく。人の“出入り”の激しさは、日本のプロ野球の比ではない。
そんな中で米スポーツメディア「スポルティングニュース」では、これまでのMLB全30球団のワーストFA契約を振り返る特集を展開。
その中で、今オフに阪神を戦力外となった元ツインズの西岡剛内野手や、カブスのダルビッシュ有投手、そして元ヤンキースの井川慶投手の名前が挙げられた。

「全30球団のワーストFA契約と、その他1〜2の悲惨な特別賞を見てみよう(各球団の“ワースト2”契約とは限らないが、注目に値する契約ということである)」と書き出された特集。
FAで移籍した選手のみを対象とし、その中でツインズのワースト契約に挙げられたのが、西岡だった。

3年925万ドル(約10億円)で2011年にロッテからツインズに移籍した西岡だったが、左足の骨折などもあり1年目は68試合の出場に終わり、2年目はわずかメジャー3試合出場にとどまり、自由契約となった。
記事では「ニシオカは2010年に日本のパ・リーグの千葉ロッテマリーンズで打率.346であったが、ツインズでは最初からほぼ悲惨であった。
彼は怪我に対処し、新しい国でのプレーにアジャストしながら、ミネソタで71試合(2011年に68試合)にしか出場せず、打率はたった.215であった」と指摘されている。

ヤンキースのワースト契約は、2005年に4年3990万ドル(約44億円)で加入したカール・パバーノ投手だったが、井川が「特別賞」に。
2007年に、5年2000万ドル(約22億円)とポスティング費用2600万ドル(約29億円)の総額4600万ドル(約51億円)で入団したが、1年の12試合の登板が最多。
2年目に2試合登板して以降はメジャー登板なしに終わっており、記事でも「すぐに彼がメジャーで成功するために必要なものを持っていないことが明らかとなった。
彼はヤンキースで16試合(2007年に14試合)にしか投げず、防御率6.66だった。最後の3年間はマイナーで過ごした」と厳しい評価を下されている。

2009年のミルトン・ブラッドリー外野手がワーストFAに挙げられたカブスだが、特別賞に挙げられたのがダルビッシュ。
今季カブスに加入し、まだ1年ということで記事では「カブスでのユウ・ダルビッシュを見限るのはもちろんまだかなり早すぎる」としながらも、
「昨春に6年1億2600万ドルの契約をした後、右腕は先発登板たった8回、防御率4.95の成績であった」と故障で苦しんだ今季の成績を指摘されていた。

https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20181223-00270969-fullcount-base
12/23(日) 21:41配信