遠藤憲一(57)がテレビで自身が通った高校を「偏差値38」と明かし、入試の数学問題を紹介したことが話題をよんでいる。
遠藤の高校は「偏差値38」であり、しかも高1の2学期に中退してしまったという。

こんなエピソードが披露されたのは11月11日に放送された「誰だって波瀾爆笑」(日本テレビ系列:日曜・午前9時55分〜11時25分)。
遠藤がゲストとして番組に招かれたのだ。

盛り上がったオンエアに、急いで記事を作成したのだろう。
スポニチの電子版「スポニチアネックス」は、番組が終了してから約2時間半後の午後1時57分、「遠藤憲一 進路先に選んだ『偏差値38』の高校 衝撃の入試問題『これトンチ? って』」をアップした。

小学生の頃から、じっとするのが苦手。勉強は死ぬほど嫌い。
こんな生徒だったため、遠藤憲一は神奈川県の高校受験にチャレンジする際、「最も偏差値の低い高校」を選ぶ。

そしてスポニチアネックスも見出しに採用したが、この入試問題が度肝を抜かれる内容なのだ。
記事を引用させていただこう。

《今でも覚えている」という数学の問題は「A君からB君の家まで25メートルで、B君の家の5メートル手前に肉店がある。A君から肉店までは何メートルか?」だったという。
「俺、びっくりしちゃって。これトンチ? って思っちゃって。掛け算とか分数とかあるけど、どう考えても引き算だなって」と当時受けた衝撃を言葉に。
「中学までザリガニを取ることが好きだったくらいなのに。そういう学校なんで、順位も高かった」と照れくさそうに話して周囲を笑わせた》

こういう高校のため、番組は「神奈川県中のヤンキーが集まっていた」と紹介。
そり込みを入れていた高校1年生の遠藤憲一を写真で紹介した。

遠藤は乗用車の横でポーズをつけていたため、出演者から「誰の車?」と訊かれると、「赤の他人の車」と答えて爆笑させた。
テレビ担当記者が解説する。

「番組では高校名は伏せられていましたが、ネットで検索すると、著名な出版社が運営するデータベースにも記載があることが分かります。
遠藤さんが通っていた高校は横浜商工高校。現在の横浜創学館高校ですね。
横浜市金沢区に位置する私立高校で、特にハンドボール部と野球部の活躍で知られており、西武ライオンズの秋山翔吾(30)がOBです」

この頃の母親に関する思い出を、遠藤は月刊誌「パンプキン」(潮出版社)2010年5月号で振り返っている。

《役者になったきっかけは、高校中退だった。
「勉強は苦手だから、いちばん偏差値の低い高校を選んだら、通学に2時間もかかり、半数以上の生徒がツッパリの学校で。どんどん悪さを覚え、夏休みごろには完全にツッパリ」(笑)
2学期に登校すると、ロッカーに入れていた教科書を先生に燃やされていた。
「“入れっぱなしにしたら燃やすと言っただろ!”って。教科書を忘れると立たされる規則。それで毎時間、立ってました」
やる気を失って中退。バイトも長続きしない。
そんなとき、俳優養成所の募集を見て飛び込んだのが、演劇の世界だった。
「“役を作っていく”というのがすっごくおもしろくて。初めて、やってみたいことができました」(中略)
「高校を中退したとき、おふくろはワンワン泣きながら祈ってました。
すごい問題児だったから、つねに“まっとうな人間に”と育ててくれたような気がします」》

「週刊現代」(講談社)の2013年6月22日号では父親について回想している。

《10代の頃に宮城から上京した親父は東京ガスの配管工となり、定年まで働きました。(中略)
そんな親父に、一度だけぶん殴られたことがあります。
高校を中退し、家でぶらぶらしていた頃の話。
学校を辞めると言った時も、涙を流すお袋とは対照的に親父は黙って認めてくれましたが、バイトも長続きしない息子についに業を煮やし、小言を吐いたんです。
私もカッとなって「自分だって、たいした仕事を……」と言い返した瞬間、鉄拳が飛んできた。私は抵抗できず、何発も殴られ続けました。
自分もあの時の親父と同じ年齢になり、息子に言い返された悲しさがよくわかります》

※記事を一部引用しました。全文はソースでご覧下さい
https://headlines.yahoo.co.jp/article?a=20181118-00551907-shincho-ent