0004Egg ★
2018/10/26(金) 07:26:15.03ID:CAP_USER9行くも地獄、戻るも地獄なんだけど、不謹慎だって言われるギリギリのところを狙わないと「あいつら、日和ってネタにしなかったな」って思われるから。
これだけ長くやってると、そうやって「ああ、そこには触れなかったんだ」って思われるだろうな、っていうのはつねにあるから。
触れにくいネタでもやらないといけない。やっぱりそこで客席が変な空気になるのが嫌なんだよね。こっちの考えすぎかもしれないけど、何となく伝わってくるから。
――お客さんがどう思うかをつねに気にしているということですね。
太田:要は、ウケるかウケないかの世界なんで。日和ったと思われたくはないし、かといって引かせたくもない。
■「怒られる」とかではなくウケるかどうか
――『時事漫才』のまえがきで、地下鉄サリン事件をネタにしていた時代と現在を比較して、「いまはその時代とはお笑いの許容度が大きく隔たっている」と書かれていますが、許容度が変わったというのは具体的にはどういうことでしょうか。
太田:本質は変わらないと思うんだけどね。テレビっていうくくりで言うとそんなに変わってないかな。
田中:ただ、分野によりますね。「オカマ」っていう言葉を使えるかどうかとか、LGBTに引っかかるようなことは本当に厳しくなっている。ここ5年とかでも全然違う。
――『とんねるずのみなさんのおかげでした』で石橋貴明さんが演じる「保毛尾田保毛男」というキャラクターが問題になったこともありましたね。
田中:まさにあれが典型的ですよね。それこそ北朝鮮のネタをテレビでガンガンやれるなんて、10〜15年前じゃ考えられなかったことですからね。あと、パワハラ、セクハラ的なことも、いまではお客さんが引いちゃう場合もある。
こっちはウケればいいんだけど、引くんだったらやらない。「怒られる・怒られない」以前に、それはちょっと考えますね。