◆ヤクルト7x―5中日(21日・神宮)

 中日が序盤の3点リードや、9回の1点リードを守れず、リーグ最速で20度目の逆転負けを喫した。

 鬼門の神宮で6連敗。今季4度目のサヨナラ負けだが、うち神宮で3度。報道陣から「拾える試合だったのでは」と問われた森繁和監督(63)は
「拾える試合も何もあるか! ここでは1点や3点の(ロースコアの)試合にはならないと思っていたが…」と仏頂面。さらに「又吉、鈴木(博)で
つなぐのがウチの形だが、それが(勝利という結果に)できなかった」と、ため息をついた。

 不調で2軍落ちした田島に代わり、今月上旬から守護神を任された鈴木博志投手(21)にとって、初のセーブ失敗となった。1点リードの9回に登板。
いきなり山田哲に四球を与えると、盗塁とバレンティンの遊ゴロの間に1死三塁。畠山に同点の右前打を浴びると、続く川端にサヨナラ2ランを痛打された。

 ドラフト1位右腕は「(球が高めに浮いていたが)修正していけなかったのがダメだった」と厳しい表情。それでも「勝負にいった球なので」と
強い口調で振り返ったのが、川端へのラストボールだ。結果は完敗だが、内角へ147キロの直球を投げ込んだ。その持ち前の強いハートで、
次回はリベンジしてみせる。

スポーツ報知
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