0001サイカイへのショートカット ★
2018/07/13(金) 17:42:10.20ID:CAP_USER92018年7月13日 14:23 スポニチ Sponichi Annex スポーツ
https://www.sponichi.co.jp/sports/news/2018/07/13/kiji/20180713s00079000148000c.html
プリンスアイスワールドの公演前に取材に応じる町田樹
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フィギュアスケート男子で14年ソチ五輪5位、同年世界選手権で銀メダルを獲得し、10月6日のジャパン・オープンとカーニバル・オン・アイス(ともにさいたまスーパーアリーナ)を最後にプロから引退することを表明している町田樹さん(28)が13日、都内で取材に応じた。
6月15日、自身の公式サイトで学業に専念するために引退することをつづってから約1カ月。この日スタートするプリンスアイスワールド(DyDoアリーナ)の公演前、町田さんは報道陣の前に姿を見せ、今の思いを独特の語り口に乗せた。
―町田さんが感じてきたスケートの魅力とは
「いやぁ、この記者会見の短い時間で語り尽くせるかってところなんですけれども、プロとして4年間、Atelier t.e.r.mという制作陣と歩んで参りましたけれども、
この4年間で確信したことはフィギュアスケートという表現様式は舞踊の1ジャンルとして、確実に成立しうるという確信を得たということ。
これを得たことによって、プロスケーターとしても晴れやかに引退することができると思っています。
バレエやジャズダンスやヒップホップや、世の中には様々なダンスジャンルがありますけれども、その中の1つとして確実にフィギュアスケートが入る。
なおかつ、フィギュアスケートでしかできない表現というものがある。
たとえば高速で移動するとか、広大なスケートリンクを高速で同じポジションで移動するとかというのはフィギュアスケート、氷の上でしかできないことですから、そういう氷の上でしかできない表現というものを、このボレロでも突き詰めたつもりです。
今での作品、たとえばドン・キホーテやスワンレイクといった作品はともすれば、氷上であることを忘れさせるかのような演出に取り組んできたんですけれども、
ボレロは一転してここは氷の上なんだということを見ている人々に認識してもらうがための演出がたくさん盛り込まれているので、そこを1つ注目していただきたいと思います」
―プロ引退の思いはいつ頃生まれ、そのきっかけはあったのか
「私は早稲田大学大学院スポーツ科学研究科で大学院生として研究活動に同時にこの4年間励んできたわけですけれども、言ってみれば本業は大学院生だったんです。
ですから学業とプロスケーターとしての活動が両立できないのであれば、いつでもプロスケーターを辞める覚悟で毎年毎年、毎作品演じてきたつもりです。
実はこの4月から慶応義塾大学と法政大学で非常勤講師を務めていまして、このへんでキャリアを大学院生、あるいは非常勤講師としてのキャリアを一本に絞って頑張っていくべきではないかと考え、引退を決意しました。
私の目標は大学教員として、研究活動を続けていくことですので、今後は10月以降はその夢に向かって、一歩一歩頑張って進んでいきたいと思っております。
ただ、みなさまに申し上げたいのは、パンフレットの中でも語りましたけれども、今回も決してさようならは言いませんということです。
パフォーマーとしては10月をもって完全に引退しますけれども、また大学院生として将来的には研究者としてフィギュアスケート界に貢献できることが必ずやあると信じていますし、そういう人材になれるように頑張っていきますので、
これからもパフォーマーとは別の形とは思うんですけど、フィギュアスケート界とはつながっていきたいと思いますし、力になっていきたいと思っております」
―今後のプランは
「しばらくは博士号取得に向けて学業に専心したいと思っていますので、具体的にどういう形でフィギュアスケート界に貢献できるかということは現段階では申し上げられないんですけれども(後略)」
―非常勤講師の授業の内容は
「今は慶応大学も法政大学もダンス講師です。体育でダンス講師をやっています」
―ドクターを取得した後は教授として教員として大学で教えたいということか
「そうですね、大学教員になることが夢ですので、それに向かって就職活動とか色々と頑張っていきたいと思っています」
―10月6日をもって、もう氷の上でパフォーマンスすることは一切ないということか
「そうですね、はい。引退です」
(一部抜粋)