ポーランド戦終盤で西野ジャパンが実行した時間稼ぎのパス回し。

現役最年長のサッカージャーナリストで、W杯10大会を現地で取材した賀川浩さん(93)=神戸市東灘区=は
「2点目を入れられたら元も子もない状況。ルールにのっとっているし、勝ち上がるために戦っているわけだから当然のこと」と支持した。

消極的な戦術として国内にも批判的な声があることに対しては
「あそこで攻めて日本が敗退してしまったとして、世間は『正々堂々と戦った』と万歳してくれたのか」と疑問を呈した。

今大会、賀川さんはロシアに行かず、自宅でテレビ観戦している。
1次リーグ3試合の西野朗監督の采配を振り返り、「当たっているから文句なし。勝ち運を持った監督」と評価する。

また、選手の平均年齢が高く「おっさんジャパン」とやゆされたが、
賀川さんは「これまでとは選手層の厚みが違う。サッカーは経験が物を言う競技。
想定外の事態がいくらでも起こる中で、個々の対応力は重要」と語り、冷静に結果を求める選手の姿に頼もしさを感じていた。

https://www.kobe-np.co.jp/news/sougou/201806/0011402391.shtml