【フランス 1-0 ペルー ロシアワールドカップ・グループリーグC組第2節】

 現地時間21日に行われたロシアワールドカップ・グループリーグC組第2節で、フランスはペルーに1-0で勝利した。

立ち上がりはペルーに押し込まれたフランスだったが、粘り強い守備で失点を許さず。結局、前半34分のキリアン・ムバッペによる先制ゴールを守り切り、C組一番乗りで決勝トーナメント進出を果たした。

 もちろん、勝利に導く先制ゴールを挙げたムバッペは大きな賞賛を受けるだろう。しかしもう一人、チームの勝利に大きく貢献した人物がいる。それが、MFエンゴロ・カンテである。

 2ボランチの一角として先発出場を果たしたカンテは、持ち前の守備力を存分に発揮し、相手の攻撃を何度もシャットアウトした。事実、この試合でタックルを行った数はチーム最多の4回。しかし、警告を一度も受けていないということを考えると、いかに的確でクリーンな守備を行っていたかがわかる。もちろん、守備面だけではなく、攻撃でも隙あればゴール前に顔を出すなど、幅広いエリアに渡ってチームをサポートしていた。

 その献身的な姿勢は試合後のデータにもしっかり反映されている。走行距離は10.55kmを記録。これは全体の3番目の数字に値し、チーム内ではトップの記録である。パス本数はチーム2番目となる54本だが、パス精度は驚異の85%を記録。これはチーム内のパス本数上位5名のうち最も良い数字となっている。

 また、カンテの代名詞でもあるインターセプトの数はチーム最多の4回を記録。データサイト『Who Scored』による最終的な評価は決勝ゴールのムバッペ(7.81)を上回る(7.88)となっている。

 目立たずともしっかりチームに貢献していたカンテ。決勝トーナメントでも、その献身的なプレーが見られるだろうか。

フットボールチャンネル編集部
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