平昌冬季五輪のスピードスケート女子500メートルで金メダリストとなった小平奈緒(相沢病院)が着用する、“ど派手”なサングラスに問い合わせが殺到している。

オレンジとイエローの2色のグラデーションが特徴のこのサングラス。小平らの活躍が消費者の購買欲を刺激し、モデルによってはすでに在庫がない状態だ。

小平が着用するのは米国のオークリー製。同社が展開するゴーグルやサングラスはスポーツ分野に強く、大リーグのイチローやプロゴルファーの松山英樹などの超一流アスリートが愛用している。

話題の“小平モデル”は「ハーモニーフェードコレクション」という限定モデル。フレームは2色のグラデーションになっており、オレンジはアスリートの内に燃える情熱の炎、イエローは果敢に夢を追い求めるアスリートの道を照らす太陽をイメージしている。

フレーム素材は超軽量特許素材「オーマター」、ノーズパッドとイヤーソックは汗や雨などの水分を吸収しフィット感を増す「アンオブタニウム」製で、長時間でも快適な着用感を実現するという。

サングラスタイプとゴーグルタイプがあり、今大会では小平のほか、スピードスケート女子で金銀銅をそろえた高木美帆(日体大助手)やスノーボード男子ハーフパイプ(HP)銀メダルの平野歩夢(木下グループ)、

女子HP金メダルのクロエ・キム(米国)ら、国内外の有力選手が着用。中継画面で目にしない日はないほどだ。

価格は約2万5000円〜3万7000円で一般のゴーグルに比べると高価だが、オークリーブランドを展開する日本法人ミラリジャパンの担当者は「平昌五輪で着用選手が活躍して以降、注文がかなり殺到している」と話す。

独特な珍しいデザインも話題性を呼び、オンラインストアや専門店では同モデルの多くが完売しているという。しかし探してみると、ホームページで「数本入荷あります。お早めに!」などと呼びかけている店も。

レアアイテムとなりつつある“小平モデル”。狙い目はどうやら「地方の眼鏡店」だ。(五輪速報班)

2018年2月23日 18時17分 産経新聞
http://news.livedoor.com/article/detail/14344228/

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