2018.1.28 05:05

元ビートルズのジョージ・ハリスン未発表詞「ヘイ、リンゴ」日本初上陸

 元ビートルズのジョージ・ハリスンが生前残していた作詞原稿やプライベート写真を展示し、英米で話題になった「アイ・ミー・マイン展」が日本に初上陸することが27日、分かった。
2月17日から3月11日まで東京・渋谷ヒカリエで開催される。目玉はリンゴ・スター(77)へあてた未発表曲「ヘイ、リンゴ」。
昨年存在が明らかになった作詞原稿で、夫人のオリビアさん(69)がポール・マッカートニー(75)に曲をつけてもらいたいと熱望する逸品だ。

 2001年11月に58歳で他界したジョージが生誕75周年を迎える今年2月、ゆかりの品々61点が日本にお目見えする。
ジョージの妻、オリビアさんの全面協力を得て、同17日から23日間、渋谷ヒカリエ8階のギャラリーで開催される。

 展示される手書き作詞原稿は「ホワイル・マイ・ギター・ジェントリー・ウィープス」「ヒア・カムズ・ザ・サン」などビートルズ時代の5点、
「マイ・スウィート・ロード」「クラウド・ナイン」などソロ曲16点、未発表曲「ヘイ、リンゴ」の計22点。全てオリビアさんの監修の元、忠実に復刻されたもの(現物は厳重に自宅で保管)で、
未発表曲以外はジョージ自身が手書きでしたためた解説書付きだ。

 注目すべきは「ヘイ、リンゴ」。ビートルズが解散危機にあった1968、9年ごろに最も仲の良かったリンゴへあてた作詞原稿と思われ、ジ
ョージの死後、自宅スタジオのピアノの長いすの中に入っていたのをオリビアさんが発見した。

 ほかにも、オリビアさんが所有するジョージの幼少時代やビートルズとしてデビューする前も含む貴重な写真11点が公開。
映画「レット・イット・ビー」で登場するアップルビル屋上ライブで着用したフェイク・ファーのコートや直筆のギターコードのメモ、手紙、直筆サインなども展示される。

 同展は昨年2月に米ロサンゼルス、同6月に英ロンドンで開催され、ロスではリンゴ、ロンドンではポールの長女で写真家、メアリーさん(48)と次女で世界的ファッションデザイナー、ステラさん(46)が来場し、話題となった。

 オリビアさんは、ポールに「ヘイ、リンゴ」の作曲をしてもらいたい意向を持っている。
実現すれば、リンゴのドラム、ポールのベース、ジョージの一人息子、ダニー(39)のギター、全員のボーカルで楽曲を披露する日が訪れるかもしれない。
そんな夢が広がる貴重な展示会だ。

(以下略、全文はソースをご覧ください。)


昨年2月に米ロサンゼルスで開催された「アイ・ミー・マイン展」に来場したリンゴ(左)(C)Harrison Family
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ジョージ・ハリスン「ヘイ、リンゴ」手書き歌詞(C)Harrison Family
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「アイ・ミー・マイン展」
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http://www.sanspo.com/geino/news/20180128/geo18012805050002-n1.html