26日放送の「バラいろダンディ」(TOKYO MX)で、タレントの大竹まことが、現在の日本社会における不寛容な風潮に苦言を呈した。

番組では、「世の中に対するあなたの主張は?」というテーマで、コメンテーターとして出演したタレントの板東英二と、大竹が各々の主張を発表した。

大竹は「たき火でヤキイモ」と書いたフリップを出して、「たき火も禁止、ヤキイモをやったら不衛生」と、かつて認められていたものが、現在では禁止される傾向にあることを嘆いた。

さらに大竹は、自身のラジオ番組に寄せられた「介護タクシー」に関する投書の内容を話し始めた。「7カ所くらい回る介護タクシーが、1カ所1時間くらい停まるんだけど、そこは警察の許可が6カ月ごとにいる」「その許可を申請すると、今度は6カ所のうち2カ所は『ダメです』って言われるワケ」「『どうしてだ?』って聞いたら、そこに介護のバンを停めると『近所から苦情が来た』『停めるな』と。それだから許可が出せないって」と、近隣住民の苦情によって許可が下りない場所があったという。

この投書の内容について大竹は「文句を言う人もね、追い詰められていたりするからだっていうのはよくわかるよ」と一定の理解を示しながらも、「介護タクシーがそこに1時間停まったのに苦情を言ったりするのは」「不寛容な時代」と指摘したのだ。

大竹が「みんなキリキリキリキリしてるのはちょっと良くないんじゃないか?」と現代社会への苦言を呈すると、板東も「いずれわが身やもんなぁ…」と漏らしていた。