藤井美菜(29)は5年前、韓国での活動を始め、今も演技とバラエティ番組に出演しながら自身の魅力をアピールしている。
エキゾチックな顔立ちで、撮影スタッフの間ではハーフなのではないかと疑問を持つ人もいたが、純日本人だと笑ってみせる。

人形のようにかわいい彼女は、何を考えながら暮らしているのだろうか。
日本デビュー12年、韓国デビュー5年を迎えた藤井美菜は、いつも「自分に何ができるだろうか」と考えているという。

――最近MBC every1「ようこそ韓国は初めてだよね?」とMBN「シン・ドンヨプの高段者外伝」など、バラエティ番組にたくさん出演しましたね。

藤井美菜:バラエティは本当に簡単ではありません。普段は人見知りで口数も少ないタイプです。でも、バラエティに出演すると「私に何ができるんだろう?」とたくさん考える方です。
「ようこそ韓国は初めてだよね?」では、外国人として韓国で暮らしながら感じたことを話すことができて良かったです。「シン・ドンヨプの高段者外伝」は、韓国人にも難しい番組だと思います。
だから、女性として言えること、外国人として言えること、そして日本で経験したことなどについて話そうと思っています。

――シン・ドンヨプの高段者外伝」は、特に勉強が必要そうですね。

藤井美菜:テーマが決まると、関連する内容をたくさん調べます。知っている内容、話したいことなどもメモしておきます。知っていることでも、撮影する時には思い出せないこともありますから。
また、内容だけではなくて韓国語の勉強もたくさんしています。見慣れない用語とハイレベルな語彙がたくさん出てきます。以前より韓国語で話すのが楽になりましたが、韓国語がもうこれ以上伸びないのではないかと悩んでいた時に、
高段者の方々のおかげでたくさん勉強になっています。台本も一生懸命読んで、番組をもう一度観ながら、初めて聴く単語や、知っていたけれど詳しくは知らなかった単語の意味を調べながら勉強しています。

――「ようこそ韓国は初めてだよね?」でゲストとして出演するなら、日本人の友達に韓国のどんな所を紹介したいですか?

藤井美菜:私の友達は韓国にあまりにも頻繁に来るので、新しいものはないと思います。もし、韓国に一度も来たことのない友達がいたら、チムジルバン(韓国式サウナ)に連れていきます。
旅行として行く場所ではないんですけど、韓国現地の人々がたくさん行く、生きている場所じゃないですか。また、最近のように寒い時には体を温めることもできます。
韓国の冬はすごく寒いじゃないですか。韓国で活動し始めた頃には、寒さのせいで少し大変だったんですけど、チムジルバンに避難する方法を知ったので、頻繁に利用しています(笑)

――韓国活動を決心した決定的な理由は何ですか?

藤井美菜:大学で第2外国語として韓国語を勉強しました。あの時は韓国活動をしようと考えたのではなく、よく観ていた韓国ドラマが観やすくなればなと思って勉強しました。
そして偶然、SBS「ドラマの帝王」に出演することになりました。よく観ていた韓国ドラマの世界を取り扱ったストーリーで、撮影が本当に楽しかったです。
それから韓国で活動したいと思うようになりました。その気持ちがずっと続いて、ここまで来ることになりました。

――日本で女優として地位を固めたいとは思いませんでしたか?

藤井美菜:私の周辺でも「韓国か日本、どちらかで先に定着してから活動しないと、認知度はぐんと上がらない」とアドバイスする方々がいます。それも一理ある話ではあるんですが、
女優なので、言語とは関係なく作品を探して、自分に出来て自分に合う仕事をするのが良いと思います。人気に対する欲は全くありません。両国を行き来しながら活動したいというのが唯一の欲で
日本では韓国より幅広い役で活動しています。春には、私が出演した日本映画「デスノート Light up the NEW world」が韓国でも公開されて、韓国のファンには新鮮に受け止めていただけるんじゃないかと思います。

つづく

2017年12月5日 18時2分 Kstyle
http://news.livedoor.com/article/detail/13986886/