バスケットボール男子のBリーグは6日、東京都内で開いた理事会で、B1の川崎ブレイブサンダースのオーナーを来季から、東芝からDeNAに変更することを承認したと発表した。
川崎は現在、東芝の子会社「TBLSサービス」が運営しているが、DeNAが100%出資の子会社を来年1月に設立し、来季からクラブ運営を引き継ぐという。経営再建中の東芝は、スポーツ事業についても見直しを行い、川崎の売却を検討していた。

 川崎は1950年に東芝のバスケットボール部として創部し、Bリーグに統合する前のナショナル・バスケットボール・リーグ(NBL)最終年となった15〜16年シーズンは優勝、Bリーグ開幕年の昨季は準優勝した強豪。
Bリーグ発足に伴ってプロチーム化し、東芝がメインスポンサーとなっていた。今季中はTBLSサービスが継続して運営し、DeNAはスポンサーとしてクラブを支援するという。
 DeNAは「神奈川県下において球団運営等で培ったノウハウを活用し、スポーツ事業によって『ひととまちを元気にする』ことの実現と『プロスポーツクラブが人々に提供する喜びの最大化』に取り組んでいく」、Bリーグの大河正明チェアマンは「横浜DeNAベイスターズで培ってきたノウハウをうまく融合し、川崎ブレイブサンダースの更なる発展を推進してほしい」とそれぞれコメントを発表した。

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