大物プロデューサー、ハーベイ・ワインスタインのセクハラおよび性的暴行の暴露記事をきっかけに、ハリウッドではさまざまなセクハラや性的虐待が明るみになっているが、今度は名優ダスティン・ホフマンの30年以上前のセクハラ行為が暴露された。

 ホフマンといえば、「クレイマー、クレイマー」(79)と「レインマン」(88)で2度のアカデミー賞主演男優賞に輝いたハリウッドを代表する名優のひとり。ホフマンが主演した1985年のテレビ映画「セールスマンの死」(フォルカー・シュレンドルフ監督)に、プロダクション・アシスタントとして参加したアナ・グラハム・ハンターさんがこのほど、ホフマンからセクハラを受けたという告発手記を米ハリウッド・レポーターに寄稿した。

 ハンターさんは当時17歳。手記の中で「撮影初日、足のマッサージをして欲しいと言われたので、言われた通りにしました。すると、彼は露骨に誘惑をしてきたんです。わたしのおしりをつかんでは、セックスについて話し続けました」とつづった。皮肉なことに、同作でホフマンはエミー賞主演男優賞を受賞している。

 現在80歳のホフマンは、今回の報道を受け謝罪声明を発表。「私は女性に最大の敬意を抱いており、自分の行動が彼女を不愉快な状況に追い込んだとしたら誠に遺憾です。申し訳ありません。本来の自分を反映した行動ではありません」と述べている。

 その後、脚本家のウェンディ・リスも1991年にホフマンからセクハラを受けたと、米バラエティで告白。ニューヨークのホフマンの製作会社パンチ・プロダクションを訪れた時、近くのホテルに誘われたという。

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