0001ばーど ★2018/10/04(木) 08:43:02.46ID:CAP_USER9
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「Mr.Childrenはこれからも第一線で戦っていくんだっていう宣戦布告です」。新作「重力と呼吸」をリリースしたMr.Childrenの桜井和寿(48)はそう語る。その裏には、25周年を終えての心境の変化があった。桜井が考える「時代が求める歌」とは。そして「今自分たちが鳴らしたい音」とは。(聞き手・小蜻蝠縺A撮影・太田好治/Yahoo!ニュース 特集編集部)
■「歌を歌うことは体を消費すること」
「25周年を境に、いろんなことを考えました。いつまで歌い続けられるんだろう、叫び続けられるんだろうということを、リアルに考えるようになった」
昨年、Mr.Childrenはデビュー25周年を記念した全国ドーム&スタジアムツアーを開催した。9都市15公演、観客動員数約70万人。1公演3時間半、30曲以上。「25年間ありがとう」の気持ちを詰め込んだ「ベストライブ的なライブ」だった。桜井和寿は「過去のMr.Childrenの代表曲をこれでもかっていうくらい」歌いきった。
「ステージで歌うこと、しかもMr.Childrenの歌を歌うことは、魂を消費することではなく、体を消費することなんです。僕はステージを隅から隅まで走り回って、体を使って表現していくことのほうがきっと向いているし、体全部で叫びとともに音楽に変えていくことが僕たちには向いている。(ドーム&スタジアムツアーで)自分たちの良さを改めて確認したような気がします」
ツアーが始まる前は「本当にやれるのだろうか」という不安もあったという。
「あの真夏のスタジアムに向けて、まるでスポーツ選手のようにコンディションを調整していきました。食生活を変えることから始まり、ライブの間に口にするドリンクや栄養補給は何がいいのか考えたりもしました。(ドラムの)JEN(鈴木英哉)なんかもほんとに不安だったと思う。特に僕はボーカリストなので肉体の衰えには自覚的だし、受け入れなければいけないと思っています。ですが、実際にやってみると、まだ余力があった。ツアーが進んでいくうちに、気が付いたら不安よりも自信のほうが大きくなっていた。『俺らまだまだできる』って」
ギターの田原健一、ベースの中川敬輔らとバンドを組んだのは15歳のときだ。鈴木英哉の加入を経て、Mr.Childrenの4人がバンドを組むことになる。1992年にアルバム「EVERYTHING」でメジャーデビューした。4枚目のシングル「CROSS ROAD」で初の100万枚を達成すると、「innocent world」「Tomorrow never knows」と立て続けにヒットを飛ばし、一気にスターダムを駆け上がった。
その後の活躍は周知のとおりだ。2015年のアルバム「REFLECTION」発売後に、アルバム総売上枚数3000万枚を突破。Mr.ChildrenのほかにはB’zと松任谷由実しかいない。
新作「重力と呼吸」を制作するに当たり、桜井にある心境の変化があったという。
「今までは、リスナーがMr.Childrenの音楽に触れるとき、シンガーである僕の顔ですら、思い浮かばないほうがいいと思っていました。もっと若いころは、かっこいいとか、カリスマ性だとか、そういうものを求められていたし、それに応えようとしていたところもあった。だから自分たちの表現も堅苦しかったなあとも思うし、狭かったなあとも思う」
桜井は言葉を選びながら話した後、一呼吸置いてこう言った。
「そういう意味では今、すっごく自由ですね」
■「期待に半分応えて、半分裏切る」
2014年からの4年間はMr.Childrenにとって変化の時期だった。
デビュー以来協働して楽曲制作を行ってきたプロデューサーの小林武史と離れ、セルフプロデュースを行うようになった。
2015年には、アルバム「REFLECTION」を、CDとともに、23曲入りの「USB」という異例のかたちでリリースした。通常のアルバムはCDの最長収録時間に合わせて79分、12?14曲程度に収まっている。しかし「全部聴いてほしい」という思いから、USBで届けるという方法を選んだ。
>>2以降に続く
10月3日
https://news.yahoo.co.jp/feature/1106
「Mr.Childrenはこれからも第一線で戦っていくんだっていう宣戦布告です」。新作「重力と呼吸」をリリースしたMr.Childrenの桜井和寿(48)はそう語る。その裏には、25周年を終えての心境の変化があった。桜井が考える「時代が求める歌」とは。そして「今自分たちが鳴らしたい音」とは。(聞き手・小蜻蝠縺A撮影・太田好治/Yahoo!ニュース 特集編集部)
■「歌を歌うことは体を消費すること」
「25周年を境に、いろんなことを考えました。いつまで歌い続けられるんだろう、叫び続けられるんだろうということを、リアルに考えるようになった」
昨年、Mr.Childrenはデビュー25周年を記念した全国ドーム&スタジアムツアーを開催した。9都市15公演、観客動員数約70万人。1公演3時間半、30曲以上。「25年間ありがとう」の気持ちを詰め込んだ「ベストライブ的なライブ」だった。桜井和寿は「過去のMr.Childrenの代表曲をこれでもかっていうくらい」歌いきった。
「ステージで歌うこと、しかもMr.Childrenの歌を歌うことは、魂を消費することではなく、体を消費することなんです。僕はステージを隅から隅まで走り回って、体を使って表現していくことのほうがきっと向いているし、体全部で叫びとともに音楽に変えていくことが僕たちには向いている。(ドーム&スタジアムツアーで)自分たちの良さを改めて確認したような気がします」
ツアーが始まる前は「本当にやれるのだろうか」という不安もあったという。
「あの真夏のスタジアムに向けて、まるでスポーツ選手のようにコンディションを調整していきました。食生活を変えることから始まり、ライブの間に口にするドリンクや栄養補給は何がいいのか考えたりもしました。(ドラムの)JEN(鈴木英哉)なんかもほんとに不安だったと思う。特に僕はボーカリストなので肉体の衰えには自覚的だし、受け入れなければいけないと思っています。ですが、実際にやってみると、まだ余力があった。ツアーが進んでいくうちに、気が付いたら不安よりも自信のほうが大きくなっていた。『俺らまだまだできる』って」
ギターの田原健一、ベースの中川敬輔らとバンドを組んだのは15歳のときだ。鈴木英哉の加入を経て、Mr.Childrenの4人がバンドを組むことになる。1992年にアルバム「EVERYTHING」でメジャーデビューした。4枚目のシングル「CROSS ROAD」で初の100万枚を達成すると、「innocent world」「Tomorrow never knows」と立て続けにヒットを飛ばし、一気にスターダムを駆け上がった。
その後の活躍は周知のとおりだ。2015年のアルバム「REFLECTION」発売後に、アルバム総売上枚数3000万枚を突破。Mr.ChildrenのほかにはB’zと松任谷由実しかいない。
新作「重力と呼吸」を制作するに当たり、桜井にある心境の変化があったという。
「今までは、リスナーがMr.Childrenの音楽に触れるとき、シンガーである僕の顔ですら、思い浮かばないほうがいいと思っていました。もっと若いころは、かっこいいとか、カリスマ性だとか、そういうものを求められていたし、それに応えようとしていたところもあった。だから自分たちの表現も堅苦しかったなあとも思うし、狭かったなあとも思う」
桜井は言葉を選びながら話した後、一呼吸置いてこう言った。
「そういう意味では今、すっごく自由ですね」
■「期待に半分応えて、半分裏切る」
2014年からの4年間はMr.Childrenにとって変化の時期だった。
デビュー以来協働して楽曲制作を行ってきたプロデューサーの小林武史と離れ、セルフプロデュースを行うようになった。
2015年には、アルバム「REFLECTION」を、CDとともに、23曲入りの「USB」という異例のかたちでリリースした。通常のアルバムはCDの最長収録時間に合わせて79分、12?14曲程度に収まっている。しかし「全部聴いてほしい」という思いから、USBで届けるという方法を選んだ。
>>2以降に続く
10月3日
https://news.yahoo.co.jp/feature/1106