0001サイカイへのショートカット ★2018/02/21(水) 12:49:10.07ID:CAP_USER9
セーラームーン声優三石琴乃、26年変わらぬ若い声の秘訣
2018.02.21 07:00 NEWS ポストセブン
http://www.news-postseven.com/archives/20180221_652837.html
https://headlines.yahoo.co.jp/article?a=20180221-00000002-pseven-ent
月野うさぎの声優、三石琴乃さん
https://parts.news-postseven.com/picture/2018/02/1808_mitsuishi_kotono.jpg
テレビアニメ『美少女戦士セーラームーンCrystal(クリスタル)』で主人公の中学生、月野うさぎを演じている三石琴乃さん(50才)。
この作品は、1992年から5年間放送されたアニメのリバイバルだ。声優は当時のメンバーから全員一新されたが、主人公を演じる三石さんだけは続投となった。
年齢とともに声が低くなるなか、声優といえども、高音で勢いのある少女役を長く続けるのは難しいという。
そんな中、26年たっても変わらぬ“若い声”を出し続けられる三石さん。その秘訣は何か。
「声やのどだけ特別にケアする、というより、マスクをつけて過ごすなど、体調全体に気を使っています。風邪をひきそうになったら、すぐに病院で薬をもらいますし。
あとは3日に1回、体幹トレーニングをするくらい。これも始めたのは数年前。声にいいからというわけではなく、筋肉がある方が充実した50代を送れると思ったからです」
そんな三石さんも、やはり年齢とともに声が低くなったと実感しているという。
普段不便はないが、リバイバル作品で同じ役を再演する時は困惑したそう。
それは23年前に放映されたテレビアニメ『新世紀ヱヴァンゲリオン』の新劇場版で29才の葛城ミサト役を演じた時だった。
「最初に葛城ミサト役を演じた時、私はまさに役柄と同年代でした。それから10年以上経ち、素直に演じると、監督から“あの時はもっと声が若くて、ピチピチしていた”と、ダメ出しをされて(笑い)。やっぱり違うんだな、と思いましたね」
◆高い声を“作る”より若い気持ちを思い出す
キャラの年齢は変わらなくても、演者は年を取る。それなのに、声は加工できない。
「ダメ出しをされ、まずは昔の自分のものまねをすることに。でも、どこまで再現できるかと、ある意味挑戦でしたね」
しかし、ネックになったのは、声の低さよりも、人生経験による深みが、声に出てしまうことだったという。
「年を重ねるとその分、同じせりふでも自然と重みが出てしまうようで…。若い頃は、全然力を込めていないのに、愛情や悲しみの深さが伝わってくる先輩方を見て、その技術が欲しくてたまらなかった。
でも今は逆に、ピチピチした脳天気さや無邪気さを出す方が難しい。だから、昔の役を演じる時は毎回、“若かったら、同じせりふでもこう言うかな”と、当時の気持ちを思い出しながら臨んでいます」
『美少女戦士セーラームーン』で14才の月野うさぎを演じる時は、20代の葛城ミサト役以上に気持ちの“若返り”を意識しているという。
「家で昔の映像を見て、キーやテンションの高さを確認してから、音合わせをします。そうした中で気づいたのは、大事なのは、演じる時の“気持ち”だということ。
“14才の声を出す”のではなく、役であるうさぎちゃんになりきり、大切な人を守るためにはトコトン突き進んじゃう、まっすぐで無謀な少女の気持ちになる。その時は、50才の自分を忘れるんです」
若い女の子の気持ちを想像できるよう、日常生活でも、みずみずしい気持ちを保つようにしていると言う。
「女子会をしてはしゃいだり、おいしいものを食べたり、なるべく好奇心のおもむくままに行動しています。今は40才から始めた日本舞踊のお稽古に勤しんで、気持ちを上げています」
高い声が若い声というわけではない。そこに入る気持ちの若さが大切なのだという。逆に、若々しい気持ちが、声の高さや張り、勢いを生み出しているようだ。
■撮影/政川慎二
※女性セブン2018年3月1日号
2018.02.21 07:00 NEWS ポストセブン
http://www.news-postseven.com/archives/20180221_652837.html
https://headlines.yahoo.co.jp/article?a=20180221-00000002-pseven-ent
月野うさぎの声優、三石琴乃さん
https://parts.news-postseven.com/picture/2018/02/1808_mitsuishi_kotono.jpg
テレビアニメ『美少女戦士セーラームーンCrystal(クリスタル)』で主人公の中学生、月野うさぎを演じている三石琴乃さん(50才)。
この作品は、1992年から5年間放送されたアニメのリバイバルだ。声優は当時のメンバーから全員一新されたが、主人公を演じる三石さんだけは続投となった。
年齢とともに声が低くなるなか、声優といえども、高音で勢いのある少女役を長く続けるのは難しいという。
そんな中、26年たっても変わらぬ“若い声”を出し続けられる三石さん。その秘訣は何か。
「声やのどだけ特別にケアする、というより、マスクをつけて過ごすなど、体調全体に気を使っています。風邪をひきそうになったら、すぐに病院で薬をもらいますし。
あとは3日に1回、体幹トレーニングをするくらい。これも始めたのは数年前。声にいいからというわけではなく、筋肉がある方が充実した50代を送れると思ったからです」
そんな三石さんも、やはり年齢とともに声が低くなったと実感しているという。
普段不便はないが、リバイバル作品で同じ役を再演する時は困惑したそう。
それは23年前に放映されたテレビアニメ『新世紀ヱヴァンゲリオン』の新劇場版で29才の葛城ミサト役を演じた時だった。
「最初に葛城ミサト役を演じた時、私はまさに役柄と同年代でした。それから10年以上経ち、素直に演じると、監督から“あの時はもっと声が若くて、ピチピチしていた”と、ダメ出しをされて(笑い)。やっぱり違うんだな、と思いましたね」
◆高い声を“作る”より若い気持ちを思い出す
キャラの年齢は変わらなくても、演者は年を取る。それなのに、声は加工できない。
「ダメ出しをされ、まずは昔の自分のものまねをすることに。でも、どこまで再現できるかと、ある意味挑戦でしたね」
しかし、ネックになったのは、声の低さよりも、人生経験による深みが、声に出てしまうことだったという。
「年を重ねるとその分、同じせりふでも自然と重みが出てしまうようで…。若い頃は、全然力を込めていないのに、愛情や悲しみの深さが伝わってくる先輩方を見て、その技術が欲しくてたまらなかった。
でも今は逆に、ピチピチした脳天気さや無邪気さを出す方が難しい。だから、昔の役を演じる時は毎回、“若かったら、同じせりふでもこう言うかな”と、当時の気持ちを思い出しながら臨んでいます」
『美少女戦士セーラームーン』で14才の月野うさぎを演じる時は、20代の葛城ミサト役以上に気持ちの“若返り”を意識しているという。
「家で昔の映像を見て、キーやテンションの高さを確認してから、音合わせをします。そうした中で気づいたのは、大事なのは、演じる時の“気持ち”だということ。
“14才の声を出す”のではなく、役であるうさぎちゃんになりきり、大切な人を守るためにはトコトン突き進んじゃう、まっすぐで無謀な少女の気持ちになる。その時は、50才の自分を忘れるんです」
若い女の子の気持ちを想像できるよう、日常生活でも、みずみずしい気持ちを保つようにしていると言う。
「女子会をしてはしゃいだり、おいしいものを食べたり、なるべく好奇心のおもむくままに行動しています。今は40才から始めた日本舞踊のお稽古に勤しんで、気持ちを上げています」
高い声が若い声というわけではない。そこに入る気持ちの若さが大切なのだという。逆に、若々しい気持ちが、声の高さや張り、勢いを生み出しているようだ。
■撮影/政川慎二
※女性セブン2018年3月1日号