俺:「しかし,さっきまではヒロミが一方的に話し続けていたけど,すごい記憶力だな!俺なんて会話の内容なんか,途切れ途切れだよ。」

ヒロミ:「だって,私は手元にさくらの写真もあるし,日記帳はいつも長めに書いていたし,あと,さっき話したけどね,圭ちゃんへ最初の連絡するために,一度文章にしていますよ!だから当然!」 

俺:「あ!そうか!!俺さ,さくらの遺書に書いてあったとおりに,さくらの写真とか手紙とか全部燃やしたんだけど,スケジュール帳まで燃やしちゃったんだよね!だってさ,あの2年分の手帳には,さくらの事,日記代わりにいっぱい書いていたからね・・・。だから,デートの順番とかいつどこへ行ったかとか,時系列もぐちゃぐちゃだよ。」 

ヒロミ:「私の日記には,大体書いているから,教えてあげるよ」