親が離婚するまで住んでた家を26年振りに見に行った話
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見る人いるか分からんけど書き溜めといた分つらつら置いてくね。 とりあえず俺周辺の事を箇条書き
・今32歳、独身
・当時の家族構成→父、母、兄、姉、俺、の5人家族
・俺が6歳の頃(26年前)に両親が離婚
・母親が兄、姉、俺を連れて一戸建てを出る
・俺が9歳の頃に母が今の義父と再婚
・姉は結婚して家を出てる
・兄も結婚して子供も出来たけど蒸発中
・俺は高校卒業後に就職し長らく実家暮らしをして、4年前から1人暮らし
両親が離婚するまで住んでた地域はド田舎。
最寄りの電車駅まで多分車で1時間半はかかる。今暮らしてる所からは車で約2時間。
こんなとこ。 車走らせてたんだけど色々と変わってて、というか当時6歳の自分に見えていた景色とはまるで印象違うんよな。
・よく母と買い物に行っていたスーパー→(商店?)はやたら小さく見える
・当時俺が「ゲームできる所」と呼んで喜んで店先のアーケード筐体で遊んでいた数少ない町の電気屋→営業はしていた。
道も整備されまくってた。
今でも年に1回か2回は会う当時1番仲の良かった友達の実家も訪ねてみようかなと思って当時の記憶を頼りに車走らせたけど、全然辿り着けなかった。 個人商店的なとこは漏れなくコンビニか野菜の種とか園芸品(?)を売るビニールハウスになってた。半分くらいは更地か駐車場になっててちょっと物悲しい。
あとやたら飯食えるとこ増えてた。何か爺ちゃん婆ちゃんが道楽でやってそうなとこ。そこで飯も済ませた。 >>4
書きため分にもその内出て来るけど、ホントに何となくよ。何かしに行きたかった訳じゃなくて、一言で済ませるなら『暇だった』から。 実父に会いたい訳でも無いから家まで行ってピンポンは考えてなかった。
もしもまだそこに暮らして居たとしても、向こうにも新しい家族が居るのは分かっている(家出てからも5、6年くらいは年賀状が届いていた)から居合わせたら混乱するだろうから。
でも何となく家がどうなってんのかなとか、大人になってからどう見えんのかなとか、くらいのそんな些細な理由。 近くに車停めて一服してから傘差して歩いてった。家の前まで車停めるのは何かビビったからやめました。
家に辿り着くまではおおよそ徒歩で10分はかかると幼い頃の記憶でぼんやり覚えていた。緩い坂歩いてけばその内「コ」の字になる道が現れて、間に廃農したっぽい低地を挟んだ反対側に家が見える筈なんよ。
そう思って坂を登り始めた。 徒歩で10分かなと思って歩いたけど実際歩いたら5分も経たずに家が見えた。ガキの頃の記憶だったし色んな物が大きくみえてたんだろな。
そんでまだそこに家は建ってた。直線距離にしたら50〜60mくらい向こうに。
遠くから眺めてたってのもあってやたら小さく見えた。
ワンチャン心の中では廃屋になってんじゃないかと、そうなってたら寂しいよなと思ってたけど家の側には軽トラが1台止まってたんでどうやら人は住んでる感じはした。 家を眺めながら色んな思い出が蘇ってきた感じがしてしばらく感傷的になってた。
今でも鮮明に覚えてるのは、家の近くはその季節になると蛍がめっちゃ飛ぶのよ。それこそ子供でもパッてやったら手で取れるくらいに飛ぶ。
あれは今でも綺麗で素敵な思い出だったな。
数分感傷に浸ってから少し勇気を出して表札確認しようかなと思った。人が住んでいるとしてもそれが果たして離婚した実父家族なのか、別の家族が住んでるのか気になったんで。
家は土地がそこそこ広くて表札とポストが家から30m程離れた所に設置されてる。
で、家に近付く為に歩き出したんよ。そこで「ん?」ってなった。 さっきも書いたかもだけど家に辿り着くには「コ」の字になった道を通る。
その途中の道が大人の身長よりも背の高い草木で完全に塞がれてんの。ビッチリと。そんな所を車で無理矢理通ったら普通、草木も外側に押し退けられたりするでしょ?そういう形跡も無いの。
幼い頃の記憶掘り起こしても、そこには絶対に舗装された道があった筈なのにもう人1人も通れなくなってた。それ20mぐらい続いてる。
マジかー通れんわ、と最初は思ったけど少しして変な事に気付いた。
車通れないのに軽トラ停まってんの? 26年も経過してるんだし、その間に家までの新しい経路でも作られたのかなと思って周囲を見回したんだけど無い。
振り返ってよく見てみたら舗装されてる道もボロボロ。普通車じゃ多分、通った時に車の腹擦りそうなくらいのでっかい石とかも所々落ちてたりする。
こんなんもう長い間車は通ってないよなって感じの道だった。
ひょっとしたら廃屋になっちゃってんのかなとか思ってもう1回家の方見た。 でもどう見たって廃屋になってるとは思えん見た目なんよね。
そんなまじまじと廃屋とか見たことなんかあんま無いけど、窓は割れたりしてる訳じゃないし掛かってるカーテン(レース?)は白くて綺麗で全部キッチリと閉められてるし、家前の庭も草木で荒れ放題とかなってる訳じゃない。
どうなってんだぜよ。
ちょっと怖くなったというか気持ち悪くなったというかよく分からん気持ちになってきて、逃げる様に来た道を小走りで戻った。
このタイミングでもしも後ろから「オイ!」って声掛けられたらもうパニクる自信はあった。
現実はそんな都合の良いオカルトな事も起きなく、無事に車まで戻れたんだけどね。 家が見える場所に滞在したのは時間にしたら10分経つか経たないかくらいの時間だったけど、疲労感と緊張感が混ざった感覚が車に戻ってからドッと一気に来た。
気持ち落ち着かせてからエンジン掛けて近くのコンビニに行って缶コーヒー買って一服。一服しながらふとバイトのおばちゃん見てそれとなく聞いてみようかなと、思った。
「あの辺にある家って人今住んでるんですか?」て。
でも結局やめた。理由は2つ。
1つはその地域性。
バレが怖いし詳しくは書かないけど昔住んでいた地域は山の中の『村』と『町』の中間くらいの田舎なのよ。勝手な先入観かも知れないけど、そういう閉鎖的な所って噂が早く広まるって言うし。
こっから少しだけ思い出話。
俺が高校生になってから母から聞かされた話だと、母と実父が離婚した時も母が一方的に悪者にされたという話を聞いた。それがご近所(車で5分くらい離れてるけど)は勿論、母の友人にも広まっていた。しばらく母は苦労したらしい。
噂の出元は実父だと聞いてキレそうになったのも覚えてる。 もう1つの理由は一服しながらハッと気付いたんだが、その立ち寄ったコンビニってのは昔個人商店だった場所なのよね。
それが多分、フランチャイズか何かで今のコンビニを経営してるんじゃないかとか考えちゃって。
そう思うとさっきレジ打ってた60近そうなおばちゃんが昔、買い物しに行った時に良くしてくれてた個人商店の店員さんだったんじゃないのか、この辺じゃあんまり見ない俺の顔を怪しく思ったんじゃないか、とか悪い方に思考が働いてった。
そう思うと噂となって広まるのが怖くなって聞けなかった。 それですぐ車に乗り込んで帰還した。
多分しばらくはあの辺には訪れないだろう。忘れた頃にまた気になって訪れるかもだけど、今はそんな気分じゃない。
おもろいオチ無くてすまん。後半俺の思い込みだと思うし。
おわり。
何か質問あったり、廃屋なんてそんなもんだぜ、思い込み乙って意見あったら是非。 これ20レスまで伸びてなかったら格納されちゃうんでしたっけ?スレ立てるの初心者ですまんね。 もし格納されちゃうんだったら勿体ない気持ちもあるからちょっとだけレス投げとくね。 お疲れ様
ふとしたときに自分のルーツを見に行きたいって心情わかる >>22
共感得られてよかった。
あんまりこういう事って親が離婚した知り合いが居てもなかなか聞けないから、みんなどんな心境なんだろって気になってた。 >>23
俺は実父には拘り無かったからこんな感じだったけど、もっとエグい感情で訪れたりする人も居るのかな…居るんだろうな… >>24
自分は離婚した祖父母の父方の家や墓見に行ったな
1度だけ自宅に電話があって息子(親父)に会いたい言われ話した人
離婚して無ければ祖父の姓になってたし
結果は祖父の今の奥さんと気があって墓参り交流してるよ スレ読んで懐かしくなった
俺も両親離婚して母親側について行ったけれど父親が今どうしているのかは知らない
同じ市内に住んでいるし場所も分かっているけれどもう触れられない感覚 >>28
ホントに何となくって感じなのよな。何かしたかった訳でもない、不思議な感覚。 自殺した元カノと住んでたアパートは見にいったことあるなあ 貴方がその土地の正確な住所が解れば法務局に行けば誰でもその土地の現在の所有者を調べられるよ
まあ法務局行かなくてもネットで調べられるけどね
どちらも500円くらいで出来るよ >>30
どんな気持ちで見に行ったん?気になるわ。
…と思ったけど思い出したわ。俺も義父と母が再婚するまで住んでたアパート、10年以上してから事故物件になってたわ。爺さん孤独死してたんよ。 >>31
そんなのもあるんやね。ありがとう。
今回のは俺自身もただただ感傷的な気持ちになりたかったんかもね。 仮にだけどさ
実父が現在も1人でいるなら
実父が亡くなるとその土地や家、財産は貴方に関係してくるよ
まあ、相続放棄すれば問題ないけどね >>34
おぉ!ありがとうございます。
見てみましたが2007年〜 って航空写真にしか写ってませんでしたね…ストリートビューも入ってけない所でした。これって細かく年代刻んで表示できます? >>35
そういう問題もあるんですね。
でもそれは心配なさそうではありますね。一応、離婚したあと向こうも再婚してますし。 初めて1人暮らしをしたアパートどうなってるってのかなってGoogleマップで見たことがある
寂しい感じだった
当時も8部屋あって自分しか住んでなかった
大家さんも近くに住んでたから、大家さんの家も見てみた
飲食店を経営してたんだけど、その気配もなく障子も破れてて触れてはいけない気がした >>37
実父が再婚していたとしても、相続問題は付いて回るものだった筈 そういえば実家に10年帰ってないな
うちも数年前から別居したと業務連絡来た
父親が実家にいるはずなんだが…生きてるのかな >>38
わかる
俺も15年ぶりに見に行ったら、ボロアパートは跡形もなくなって、でっかいマンションが建ってた ■ このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています