友達だと思ってた美女に突然ベロチューされたんだがどうしたら良い
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今まで3回しか会ったことないんだけど、
こないだ飲みに行って、帰りに突然ベロチューされて大混乱中
これアリなのか?って思ってまた飲みに行く約束しようとしたら
「来週以降の予定がそろそろ出るから、また連絡するね」
これどうなの?どういう意図なの?
気になって仕事ができないんだが 笑
いや本当にお薬出してほしいくらい何にも手がつかんのよ 普通ならそんなこといきなりやらないだろうから慣れてるのかもしれないな 相当酔ってたから、飲みにいった時の記憶ある?って聞いたら
「なんとなく... 私なんかしちゃいましたね、すみません」
これはどういう意味なの?
本当に覚えてるの?なんなの? >>4
慣れてたとして、どういう意図だったと思う?
美人さんサイドからしたら、そんなことしなくても十分オトせてる相手よ 意図なんてわかるわけないだろ
酔ってキス魔になるのか狙ってやってるか遊んでるか優越感感じたいのか そもそも意図なんて関係なくて自分がどうしたいかでしょ ごもっともです。
ワンナイトしても普通に友達として会える関係性を目指すとしたら
ガンガン行くべきか、無かったことにして半年に一回会うくらいの関係性を継続するか
どっちが良いと思う? >>12
どっどどど童貞ちゃうわ
なんか今まで寝てきた女たちとパターンが違うから混乱してるのよ >>9
ごめん、それも人によるから何の情報もなく判断できないな
ワンナイトに抵抗ない人ならガンガン来てくれたほうがいいかもしれない
単に魔が差してキスしただけでワンナイトも抵抗あるならガンガン来られたら嫌だろうし >>15
ありがとう〜
魔が差す余地があるということは、これは向こうも悪くないと思ってるのかしら? >>16
普通は魔が差してキスなんてしない
ある程度その気がなければしないだろうから悪くないと思ってる可能性は結構ある >>18
ぼくもそうかなって思ったんだけど、次の約束をしようとしてもなかなか捕まらないのよねー >>19
駆け引きかもしれないが本当に予定がつかないだけでは?
それか深読みするならモヤモヤさせるのが好きなだけでキスに特別な意味はないか >>20
仕事してた。遅レススマソ
どちらにせよ急かすのは悪手っぽいということは理解した
ただ会うのが半年に1回ペースだからもう少し増やしたいという思惑もあり。 3回も2人で会って手も出してこないやつなんて切るけどね
ダラダラご飯だけなんてめんどくさいし
最後の賭けだったのかもね? >>22
まじっすか?
やっぱアクセル吹かした方が良いのかね
ちなみにアラサーで大学の同級生です。 半年に一度の関係なんて気付いたらあっさり切れてるよ
関係維持したいならもっと距離詰めて行かないと こういうのを嬉しそうにニヤニヤしながらデュフデュフ言って話す奴いるよな >>24
本当にその通りだね
わかった、ありがとう ヤリマンだねそれ
とりあえず関係性壊したくなかったらベロチューされた事は黙っておこう 酒の勢いってもんだ
勘違いして自分から迫ると嫌われるぞ >>27
ここからあえて関係性を壊しワンチャンルートってある? >>28
えっマジで?
酒の勢いで興味ない人といきなりベロチューできるものかね? >>31
なるほど。
覚えてはいるようなんだけどね〜
そこは図りかねる… >>35
意外にも>>22 に2票入ってるよ...
マジかよ ええー悩むなー
でも >>24 が言ってることにハッとさせられたのでちょっとデート誘ってみる 相手はヤル気満々でベロチューしたのにその日に手を出さなかったお前に愛想つかしたんやろ そのときにやってないのが駄目。
見切られてる可能性あり。 >>40
外
わりと遅く始めて、2軒目出た時に午前2時とかで
「ぜんぜん酔っぱらってないよ」とヨロヨロ歩いてたから、腰に手を回してみて
拒まれなかったからそのまま歩いた。緊張した。
大通りに出た時に、勇気を出して泊まってかないの?って言って顔を見たら、
彼女もぼくの顔を見返すと、そのまま抱き合って
「泊まらないよ」と言いながらベロチューしてきた。
すごくよかったからしばらくチューしてた。
本当に泊まらないの?って聞いたら、
フフフって笑いながら「また今度ね」と言われるやりとりを何度か繰り返して、
彼女はタクシーで帰っていった。
酔ってないときはどちらかと言えば口数が少なくて、
考えながら話すタイプだからスゴくびっくりしちゃったんだよね。
>>38 >>39
こういう感じ。
ぼくも酔っ払いながらもここは強引にいくべきではないと思い、タクシーを見送った次第。 えーーーー
そこまでやっといて帰したの?
あれが分岐点だったと、後日振り返って気がつくというヤツな感じがするぞw >>43
えーーーーダメだった?
でもぼくも結構誘ったんだよね
でも、次の日予定があるからまた今度って言われちゃって
酔っぱらってたし、翌朝修羅場を迎えるのも嫌だから帰しちゃった >>45
そうなの…
でも駆け引きするまでもないくらいに
結構もうオチてるんだよね笑
チューしながら好きとか言っちゃって、
向こうも私も好きとか言ってたけど、どのくらい本気なのか謎
美人こわい >>46
焦らずに2週間くらい自分から連絡しないでみれば? ベロまでやるんならアリとみていいんじゃね
好きでもなけりゃベロまではやらんだろ
風俗嬢もベロチューはおろか、チューもNGって人いるぐらいだし >>47
その通りだよ!焦ってたよ!
金曜日からずっとドキドキしっぱなしだよ!
そしてそれ早く教えて欲しかったよ!さっき美術館デート誘っちゃったよ!
>>48
でもさー、金銭絡まない肉体関係未満のキスフレみたいな関係性もあるわけじゃん?
なんとも言えないっすよ ヤリマンの友達に聞いてみたら「生理だったんじゃね」って言ってた
悔しいけどかなり納得感ある。 酔っ払ってキスしてくる女なんてそこそこいるじゃん
そこでやれなかったらもうチャンスなさそう >>51
おっしゃる通りです。
これまでその場合もれなくセックスがついてくる世界だったんですが
今回はなんか違うパターンで面食らってます あーーー
なんか>>50臭いw
これじゃなくとも、ムダ毛の処理が甘かったとか下着がイマイチだったとか
だとしたら「また今度」も社交辞令じゃなく本心かもね 一縷の望み...!
これは... チャンスあるのでは?
もう一喜一憂が酷すぎるけど、きっとそうだと信じるよ >>41
悪くないじゃん
また今度ねって言われたんなら角度変えて攻めれば可能性あるとは思うけど
半年か1年に1回しか会わないって所が引っかかるな
普通に考えて会ってる頻度詰めるのが先だとは思う
どういう関係の人なのかもわからないから確かなことは言えないけどやっちゃったらまた会いたくなるもんだからなぁ
ま、ベロチューの時点で片足踏み込んでるようなもんだけど
好きとかってやりとりがあるなら相手が望んでたとしてソレはワンナイじゃないかもしれないね ベロチューされた瞬間にホテル誘わないと金輪際チャンスはない場合も多い 今のタイミングでデート誘うのは当たり前。デートの最後にご飯だか飲みに行って、お店を出たらすぐに手を繋げばいい。
それで終わり。告白どうこうより自分から手をつないだほうがいい。きっと向こうは嫌がらないと思うよ。
その際に相手からどういうつもり?って引かれたらもう脈はない。 >>55
向こうがヨーロッパに留学してて、
一時帰国の時と、ぼくが出張で行った時に会ったのが前の2回。
コロナで本帰国となり、じゃあ久しぶりにって飲みに行ったのが今回。
お互い総合大学出てからデザイナーになったみたいな経歴が似てて、話の合う友人なのよ
会うのが半年に一回ペースだったから、これはナシでもしゃあないって紳士ぶれたけど、
会う頻度上げちゃったら普通に好きになりそうで怖い。
ワンナイじゃなかったらお付き合いってこと?
それはそれで願ってもないけど、長期的な関係性がお互い苦手、みたいな話を飲み屋でしてて
どうなんだろ... めっちゃ皮算用だけど >>59
苦手だけど、その人は別なんでしょ?w
仮に相手がワンナイ希望だったとしても、少なくとも今よりも一歩前進だと思う
年一年二に会うだけの仲よりはマシでしょう >>60
さあそれはなんともw
でもいずれにせよ今よりは一歩前進よね、たしかに >>58
これまでそういうケースでは宅飲みに誘ってあとはどうとでもなるパターンだったから
誰かに聞いてみたかったんだけど、
手繋いだあとってどういう会話してんの?
そしてそのあとどうするの? >>64
相手の?
そんなに大きくなかったよ、ごめんな >>66
ほんとにね〜
大変お恥ずかしい限りでこざいますよ そんなに考え込まなくてもまた会った時に酔えばヤレる流れになってくるんじゃないの。
変に意識すると向こうも普段通り振る舞えなくなるかもしれんぞ。 >>59
まぁ長期的短期的とかってのは男と女には関係ないと思う。
あくまで結果論だね
お互い苦手って、その会話の流れは?
相手が1に合わせてたとかって可能性はないのかな
ワンナイから結婚するやつだっているから…
泊まらないの?ってのは答えにくかったかもよ
もっとリードしたほうがよいのでは?
朝までってことはつまり…ってことくらい理解するわけだからこそ余計ね
自分からリードしたくないからこそのベロチューだったとしたらもっと一緒に居たいとか帰したくないとかの方が良かったのではないかなと…
あとは一気に攻略っていうのは好きじゃないのかもね
あっさり股を開くみたいでやりづらいだろ… >>68
頑張って意識しないようにはしてる
でも仕事の集中力とかめっちゃ落ちてる笑
そしてそもそも次飲みに行けるのか…?という問題もあって正直気が気じゃない笑 >>69
美女に、お付き合いしてる男性はいるの?って聞いたら、
実は留学先に彼氏がいるけど、わたし遠距離とか絶対無理なの。
向こうは未練あっても無理なものは無理
って言ってたから、
わかる、職業柄こだわりとか美意識ばっかり増えちゃうから
少し妥協したり、とりあえず試してみれば良いこともダメだなって思っちゃうと結構ダメ
みたいなことを返すと
私もそうなの。向いてないのかも。結婚とか特にできる気がしない。
のような流れ。
あと、泊まってかない?の流れだけど、お店出て車のある通りに出ようと歩いてる途中で、
えー本当に帰っちゃうの?帰したくないんだけど
みたいな会話があったので、そこまで急じゃなかったと思う おっ
返信がきた
美術館デートに誘ったんだけど、
行きたいから予定わかったら連絡する〜だって >>71
留学先に彼氏がいて遠距離無理って事はさ本帰国ってのは今後は日本にいるって事で確定?なんだよね?んで留学先彼氏は美女に未練あるけど美女的には無理ってことを1に言って、帰したくないってやりとりに対してベロチュー?
言い方悪いけど乗り換えたく思ってるんじゃないかなって思ってしまった…
あとは一応まだ恋人だからけじめつけたいとかいろいろ考えてるのか
次はまた会えそうな感じかな? >>73
>>74
ヌクモリティがすごい…
ありがとう…!頑張るよ >>75
今後は日本にいるってことで確定っぽい
ベロチューまでの過程は要約するとそんな感じ
乗り換えたいって感じはするよねー
だとしても、ぼくが乗り換え先として候補に入るとすら思えないくらいの美女なので、
正直いうと乗り換え大歓迎笑
次会えそうな感じだけど、まだ日程は決まってない 次々男変えてくタイプの女だと思うから今のうちに楽しんでおけ >>78
その説ぼくもあると思ってる
全力で遊ばれにいってくる >>77
乗り換えでも付き合えたら良いよね、美女ならなおのことじゃん!
美女は有名人だと誰に似てる?
流れ的にワンナイではないと思うから焦らない方が良さそうだしデートから楽しんじゃえばいいよw
いいなぁデートwもうずーっとしてないから聞いてて楽しいw 読んでないけど、
お前が付き合おうが遊ぼうが何しようがその女はこれからも色んな男にベロチュウし続けるよ。 >>80
そうそう!
美女は信じがたいかもしれないけどオードリーヘップバーンと橋本環奈足して2で割った感じ
あまりに美女なので焦ってます笑
ありがとう〜!がんばって楽しむね >>81
全然読まなくてもいいけど、
ぼくは結構自分のことを浮気性だと思ってるのでそういう方が付き合うなら楽だったりする 泊まって行かないの?なんて絶対言っちゃいけないよ。だから童貞って言われるんだ。次もそんあ感じなら本当につまらない男の烙印押されるから決めること。 >>82
とにかく美女なのはわかた!
次回の約束決まったら報告してねー
進展楽しみにしてるよー >>9
無かった事にするな。ワシなら。
んで、なんかの時に、他にもキス魔になった事あるかきいていじめる >>90
言われてみればめっちゃそうだね... 反省
むしろ今までこんな野暮についてきてくれた子たちに感謝だわ >>91 >>93
女性の多い職場で働いているのとゲイとルームシェアしてるしてるからかな
確かに言葉は柔らかめかも。でもゴリゴリのストレートメンズです。 >>1と同じ境遇に立ってる男が他に4、5人はいるだろう 年齢にもよるけど俺だったら会う頻度を半年から3ヶ月に変えて
割り切った関係に落とし混むなぁ
向こうからアクション起こさない限りは深く踏み込まない、じゃないと痛い目に遭いそう >>96
好感を持ってくれてありがとう、今年28です
今日でベロチューから1週間なんだけど、気持ち的には踏み込みたくてしょうがないw
でも本当は言うとおり落ち着いていった方が良いんだろうな〜
今はこっちが返信を待ってる状況だからその間に気持ちを整えたい
>同じ境遇に立ってる男が他に4、5人はいるだろう
ね、ぼくもそう思う
是非とも競争に勝利し美女とお近づきになりたい ベロチューされたらその時点ではヤれるけど時間を置くと冷められるから多分無理だぞざまぁ >>100
マジで?
気まず!それで疎遠になったらやだな 腰に手を回したんで相手もちょっと火がついちゃったんだろうね
元々そういう予定じゃなかったから、その日にできるMAXな絡みがベロチューだった
お付き合いする候補の1人には入ってるよ >>103
ぼくもそんな期待をしてしまっているんだけど、
なかなかお返事がいただけず悶々としてます
>>104
時間経つと冷めるって昨日友達にも言われて
ちょっと週明けせっついてみようかなって思ってる
>>105
マジで?初めて言われたわ
でも確かに自分で読んでて匿名掲示板ではあんま見ない文体だなとは思う
普段話す時と全く同じ言葉遣いです 話題ないならこれまでの美女とのエピソードで繋いでくれんと持たんぞ 奴隷のように働かされており、今帰宅しました。
イエローライブスマターって言いたい。
>>110
そうだよね。すみません。
これまで美女とは3回しか会ってなくて大した話がないんだよなー 面白いかどうか分からないけど、
昔飛田新地の女郎と少し付き合ってなんか別れたことがあり
その話で間を持たせてみようと思う
当時の日記をコピペするので、文体が変わります 当時勤めていた東京の零細企業が、大阪のとある財閥系大企業の仕事を獲得できたのは
ほとんど奇跡と言って良かった。とは言っても、先方から見れば弊社などは星の数ある出入りの業者の一つで、
電話で済むような確認事項すら大阪に呼びつけてくる割には会議中に先方の重鎮は居眠りをするわ、
隣に座る子飼いの部下と次のゴルフの相談をするわで、総勢数十人の弊社では付き合いきれない相手というのが実情だった。 やがて社内では儲かるし箔もつくが、誰もやりたくない案件という扱いになり、
いつの間にか転職してきたばかりの私が担当になっていた。
あるとき客先に常駐する用事ができ、普段は日帰りを鉄則としていた経理部に嫌味を言われながら、
何週間か大阪に滞在することになった。知り合いもおらず仕事も多忙を極めたため、
私は特に出歩くことなく、泊まっていたホテル近くの地下街にある小料理屋に通っていた。 別段人気店というわけではないのに飽きもせず毎日通うので、私はいつの間にか店主と馴染み、
メニューに無いものを適当に作られては食うようになっていた。
ある金曜日、珍しく仕事が早く終わった私は開店前と知りながらも、
ふと店の前まで来てしまっていた。ガラス扉から薄暗い店内を覗くと、
カウンター席でスポーツ新聞を読んでいる店主と目が合う。
わざとらしく嫌な顔を作られたあと、入れ、座れ、と顎をしゃくられる。 私はガラス扉を静かに押して店内に入り、店主が座っていたカウンターの隣に座った。
店主は自分が食べるつもりだったらしいカレーの残りを温め、
私は腹が減っていたわけではなかったが黙ってそれを食べた。
「なんや今日仕事はよ終わったんか。このあと何すんねん」
カウンターの向こうで再びスポーツ新聞を開きかける店主に特に予定は無いと伝えると、
彼はこちらを向き直し、大袈裟に顔を歪めてため息をついた。 「ありえへんわ。東京から大阪出てきた若者がな、毎日遅くまで働かされて、
ようやく早く上がったたまの金曜日やっちゅうのに、野球も見なければ酒も飲まずに
わざわざ開店前にうちの店きて俺のまかないカレー食うたら
あとは帰ってクソして寝るだけやて。どうなってんねん自分。気でも狂っとるんか」
少し言いすぎだと思ったが、店主が指摘する虚しさは自分でも分かっていたので同意するしかなかった。 しかし私は金曜日だからといって会うべき人もいなければ、行くべき場所も無く、
ともすればこの大阪という場所すらも所詮短い旅の一滞在先でしかないと
割り切ろうとする節があった。当時私は二十代も終わりに差し掛かろうという年齢で、
知的労働者としての能力の底が見えてくる焦りが喉元を通り越したものの、
完全な諦観に至ることはできず、自分のプライドや意地を少しずつ千切るような働き方に
自己犠牲的な陶酔を感じていた。私にとって虚しさは自分らしさと同義だった。 「ええか、部活の合宿で言うたらキツい練習が全部終わって明日帰れるっちゅう最後の夜に
他の仲間が体育館裏で花火してるとこ、自分だけ最後の走り込みに備えて寝てるようなもんやで。
花火しに行かんかいっちゅうねん。思い出作らんかい。
黙って飛田でも行って良い女抱いてこんかいっちゅう話やねん」 飛田とは、飛田新地のことだろうが、ミナミに位置する遊廓である。何本もの長屋が
通りを形成し、長屋の一部屋ずつがちょんの間と呼ばれる形態の風俗店になっているのだ。
大正時代初頭に築かれて以来百年以上もの間、長屋の玄関には風俗嬢が鎮座し、
やり手婆と呼ばれるポン引きの女性が変わらず呼び込みを行なっている。
売買春とは無縁の私も名前を聞いたことがあるほど文化財としても知名度が高く、
観光にも実用にも使える目的地として、なるほど虚しそうな若者の思い出作りにはうってつけである。 しかし私はそれよりも店主の口から出てきた部活と体育館と花火という郷愁を誘う言葉に
遠い学生時代の記憶を擽られてしまい、ああ花火、飛田ですか。なるほど、
と呆けた返事をしていた。店主は私の童貞のような返事から何かを察したように、
最近の若者は草食てほんまによう言うたもんやわと呟くと再びスポーツ新聞を開き、
二度と私の方を向いてくれなかった。私は自分が童貞ではないことをさりげなく伝えたかったが、
それもかえって怪しいかなどとぐずぐずしているうちに、
なぜ腹も減っていないのにこんなところでカレーを食べているのかと苛立ちを感じ始めたため、店を出ることにした。 私はホテルに戻り、服を脱ぎベッドに寝転んだ。シングルベッドは硬く、低い天井からは
蛍光灯の光が容赦なく照りつけてくる。高層階だからか、階下の繁華街の音は
ベッド脇の出窓からは全く聞こえず、客室は動かない潜水艦のように重く静かだった。
私はうつ伏せになり顔を枕に擦り付け、息苦しさで頭蓋の重量を確かめながら、
先刻店主に言われたことを反芻していた。 当初私は何も知らない店主が私の虚しさを決めつけるように気狂い呼ばわりしたことを
怒り、恥じ、悲しんでいたが、やがてぐうの音も出なくなりただ傷付き、
そして飛田新地のことを考えた。というよりも、私は怒っていた時から飛田新地のことを
考えていた。
金を使って女を抱くこと。何度考え直そうと、その誘惑は私の倫理観を軽々と超越し、
有史以来の売買春の歴史が判例となって私の尻込みや嫌悪感を論破していくように思われた。 今になってみれば、あれは自分の精神的磨耗を回復させるという大義に
性欲を添えただけの不純な衝動であったが、例えそれを自覚できていても
私は性以外に自分を癒す方法を知らなかった。一通りためらった後に残ったのは、
どこか熱狂を含んだ決心だった。 私はきびきびと部屋を出て、エスカレーターに乗り、早歩きで駅に向かう。
足を前に出すたびにポケットの中でホテルの鍵がじゃらじゃらと足に当たり不快だったが、
私は自分が持っている熱量を少しでも保っていたかったので、歩みを緩めることはなかった。
--
(明日も朝から奴隷労働なので寝ます...) 俺の意見が参考になるかわからないけど
、とりあえずシコるかな・・・ 文章うまいな
沢木耕太郎みたいだ
そっちの道に進んだら? 地下鉄に乗り、飛田新地の最寄駅である動物公園前に向かう。車両にはほとんど人がおらず、
きっと全員が女を買いに行くために列車に揺られているのだと思われたが、
果たして肝心の動物公園前で下車したのは私だけだった。全員から汚いもののように見られている気がして、
ホームの薄茶色いタイルだけを見ながら改札へと階段を駆け上がる。
動物公園前から新地までもかなり歩くようだったが、降りる出口も道のりも道中で調べていたので戸惑いはなかった。 頭上に見えていた高速道路をくぐり、暗く静かな裏通りを私はやはり早歩きで抜ける。
自分の鼓動が高揚によるものなのか、早歩きによるものなのか、私は知る勇気がなかった。
時々すれ違う頬の緩んだ男たちを軽蔑し、そして羨ましく思った。
もはや私の中にあった倫理観はどこにもなく、ここまできた私を責めるものもまた誰もいなかった。 遠くから放たれていた光が、どうやら私の歩いている通りを横断するアーケード商店街から
漏れているものだと分かった頃、その奥に薄らとぼんぼりのような柔らかい灯りが見え始める。
遊郭を訪れた経験がなくてもその光が性的な誘いであることは明らかで、
劣情を抱きながら暗い裏通りを彷徨うことに虚しさを感じ始めていた私はさらに歩みを早めた。 アーケードを横切った瞬間に眼前に開けたのは、私の想像を越えて生々しい熱を帯びた空間だった。
私がぼんぼりだと思っていた光は、長屋の玄関に鎮座し控えめに手をふる女郎たちの顔を下から強く照らすライトで、
対照的にゴミひとつ落ちていない通りを練り歩きながら彼女らを物色するのは、老若スーツ私服団体個人、
浮かべている表情すら様々な男たちで、彼らの遥か上では街灯の青い光が存在感なく弱々しく光っていた。 それまでしゃかりきに歩いていた私の足はこの異様な光景を少しでも咀嚼しようと止まりたがっていたが、
私は初めてここに来たことを悟られまいと、他の男たちと歩みを合わせ、彼らと同様に長屋を覗き込む。
派手な化粧を施し、胸の部分が大きく開いたセーラー服を着た女郎が微笑を浮かべながらこちらに手を振ってくる。
私はどうしたら良いか分からず、女郎に微笑み返すべきか迷いすらした。 「お兄ちゃんお兄ちゃん、この子、今出勤したばっかりだよ、ほら、見て見て、
おっぱい大きいでしょう、こんなに可愛い子いないよ、いっちゃいな、ほら」
すかさず女郎の隣にいた中年の女性に早口で声をかけられる。
私は驚いて咄嗟に玄関を通り過ぎるが、またすぐ隣の玄関では同様に派手な化粧と
コスチュームを纏った光り輝く女郎が鎮座し、その横にいる兄弟が多い友達の母親のような、
太々しそうな中年女性にガツガツと呼び込まれるのだった。
それが通りの終わりまで果てしなく続いていた。 私は早くもこの異様な空間にやや拒絶の伴った驚きをもって圧倒されていた。
今更のように倫理観とポケットの中のホテルの鍵の違和感が力を取り戻そうとしていた。
私は深呼吸し、もたついた足を再び早める。大丈夫、少し驚いただけだ。
ゆっくりとこの空気に自分を溶かし込んでいけば良い。焦る必要はない。合宿で花火をするだけだ。 私はホテルを出る直前に抱いていた決心を手繰り寄せ、
それがまだ手に取れるくらいの熱量があることを確認した。
自分が癒されることに対して抱いていた渇望と底知れぬ期待が萎えていないことに安心し、
私はもう一度長屋通りを歩き始めた。 長屋を連ねる店々には一つずつ名前がついており、便宜上なのか慣習的なのかは分からないが
それらは料亭という扱いらしかった。女たちは皆一様に派手な出で立ちで微笑んでいるわけではなく、
キャミソールを着ているだけの女もいれば、ドレスのような服を着ている女もいた。
通り過ぎていく男たちへの対応も様々で、顔を隠しながらこちらに手を振る女もいれば、
中には携帯電話を弄っている女の姿もあった。 男たちは彼女らをジロジロと眺めながら、料亭の奥に消えていくか歩みを続けるかを見定める。
呼び込みをする中年の女たちは、大体玄関の隅に鏡を置いていて、死角から歩いてくる男たちに
確実に声をかける工夫をしていた。そして男に買われ女郎がいなくなった長屋の玄関には、
呼び込みをやめたくたびれた中年女性と、柔らかそうなピンク色の座布団と、
そこへ伸びた携帯電話の白い充電ケーブルだけがあるのだった。 これらのことがだんだんと分かってきたあたりから、私は呼び込みを無視して女を物色することに
慣れ始めていた。通りによっても女郎の特色があるらしく、中心部から外れるにつれ年齢層が
上がっていくため、必然的に私はもっとも賑やかな通りを行き来するようになっていた。
何度も往来を繰り返すと、客引きたちに顔を覚えられ始めてしまう。
「お兄ちゃんさっきも通ったね、ほらほら早く決めちゃいな」
急かされながらも、私は今ひとつ踏ん切りがつかずにいた。 性的な衣装を着ているだけで無関心そうな女は当然買う気にはなれなかったが、反対に髪も整え、
整形されているであろう顔に完璧なメイクが施され輝くように微笑む女を見ると、
プロ意識に当てられ尻込みしてしまい、店の前で足を止め「あなたにします」という一言を
発する壁をなかなか越えられない。そうこうしているうちに、彼女たちは他の男に買われていくのだった。 もう少し待てば別の美しい女が店に出てくるのでは、もう少し待てばさっき逃した女が戻ってくるのでは、
と皮算用を続けてしまう。しかしそうなったとしても、私はやはり彼女らを買う決心に至れない。
私は悶々と歩いていた。
しかし私の悩みとは裏腹に、ふと足を止めていたのは、野球帽をかぶりスエットを着た女郎の前だった。
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