>>506
精神科医になりたてだった頃、先輩からよく叱られたものです。
「長けりゃ良いってもんじゃねぇ!」「短時間でも顧客満足度を上げるのがお前の仕事だろう!」と。

たしかにその先輩の外来はメリハリがあって、
B群パーソナリティ障害とか身体表現性障害はきっちり5分。
認知症とか神経症の類はだいたい3分くらいで、
Sの慢性期とか、漫然と眠剤使ってるだけのサラリーマンや主婦は1分診療。

曰く、「Sなんて、顔見りゃわかるんだから(話さなくても)いいんだよ」
「(Sの患者は)お前の顔見て安心するために来てんだから(短時間診療でも)堂々としてろ」
「(サラリーマン勢は)向こうだってダラダラ話されるより、待ち時間少なくて早く終わるほうが嬉しいんだよ」と。

当時は、なんて傲慢な先生なんだろうと憤ったものですが、いろいろやってるうちに、
これもある意味で真実なんだよなぁと実感出来るようになりました。