
「過剰な接待させられた」東大院教授らを提訴 別に1500万円も要求か 日本化粧品協会
2025/5/16 16:46
東大大学院医学系研究科の男性教授らに過剰な接待をさせられた上、大学に共同研究や講座開設の契約を一方的に解除されたとして、日本化粧品協会(東京都文京区)などは16日、
教授や大学を相手取り、契約解除無効の確認や約4200万円の損害賠償を求めて東京地裁に訴えを起こした。
訴状によると、令和5年4月、協会と教授らは美容分野への応用が期待できる大麻由来の成分に関する共同研究を開始した。
うだが、契約締結前後から教授らが月2回程度の食事会を協会側に要求。銀座のクラブや性風俗店での接待も要求されたといい、総額は昨年9月までの間に約2千万円にのぼったという。
一方、東大側は今年3月ごろ、協会側が負担することになっていた研究費用約6千万円の未払いを理由に契約を解除したという。
協会側は接待や不要な機械購入などで相殺されているとして、未払いを理由にはできないと主張している。
協会の引地功一代表理事は提訴後に都内で会見。「(接待したことの)反省もあるが、教授から『講座を閉じる』などと恐喝まがいのことも言われた。断れなかった」と話した。
協会によると、教授からは別に1500万円を要求されたこともあるといい、恐喝未遂罪で警視庁に被害届を提出しているという。
https://www.sankei.com/article/20250516-7LN5CBS4HNMSFMTR37I2MCFMFQ/