>>138 来年の9月から最高速度が30㎞/hに!? 2026年施行の改正道交法施行令とは
https://news.yahoo.co.jp/articles/c8342206f418dd9106cdbee1e1908caae64afccc 2026年9月から、生活道路では車両の最高速度が30km/hに制限
道路交通法施行令の改正により、2026年の9月から生活道路での法定速度が見直されます。
これまで、法定速度が30km/hの原付一種以外のバイクが生活道路を走行する場合、法定速度は原則一律60km/hでした。
しかし、改正後は排気量に関係なく、生活道路を走行する際の法定速度は30km/hに統一されます。
では、ここでいう生活道路とはどのような道路をさすのでしょうか。
生活道路とは、住宅街や学校の近くなど、歩行者の往来が多いエリアの道路です
(今回の対象となる生活道路は、センターラインや中央分離帯がなく、道幅が5.5m未満の狭い道路)。
政令においては高速道路ではなく、中央線や車両通行帯のない道路とされており、こうした道路では以前から自動車やバイクの速度が高いと、
歩行者との接触事故のリスクが高まることが指摘されていました。
さらに、生活道路では、高齢者や子どもの歩行中の事故が以前から問題視されています。
それらを防ぐための施策として速度制限の強化が求められ、一部では実際に速度規制が実施されるに至っています。
たとえば都心部では、制限速度を30km/hに指定する「ゾーン30」という取り組みがおこなわれており、今回の改正では、
上述のような一部の地域での取り組みにとどまっていた生活道路の30km/h制限が、全国的に施行されることになる見込みです。
JAFが2024年に実施したテストによれば、125cc、250cc、900ccのバイクがドライ路面を40km/hで走行した場合、制動距離はおよそ8mから10mという結果となった
生活道路だけ法定速度が引き下げられた背景には、生活道路特有の事情があります。
一般的に生活道路は幹線道路とは異なり、歩行者や自転車が通行する頻度が高いとされており、
特に子どもや高齢者は、クルマの接近に気付くのが遅れることもあり、予期せぬ飛び出しが発生する恐れがあります。
このような状況では、幹線道路では遅いと思う速度で走行していても、大きな事故につながる可能性は低くはありません。
この結果を踏まえると、30km/hで走行していた時の制動距離は、5mは見込んでおいた方がよさそうです。
今まで60km/hで走行するのが当たり前だった原付一種以外のライダーにとって、30km/hはかなりの低速に感じるかもしれません。
しかし万が一、子供などが飛び出して来た時に、安全によけきれる速度とは言えないので、慎重な走行を心がける必要があります。
https://higashiomi-omihachiman.goguynet.jp/wp-content/uploads/sites/194/2024/05/IMG_9957.jpg また、それに伴いオービスの設置も強化される可能性があるので、生活道路を走行する際は、今から意識的に速度を落とすようにしましょう。