
https://news.yahoo.co.jp/articles/3c8edd66c0981ceffd6c51b74d8f2062d76e6d51
三菱電機は2025年4月28日、2025年3月期(2024年度)の連結決算を発表した。売上高、営業利益、当期純利益など主要項目で過去最高を更新する好結果となった。
三菱電機の2024年度連結決算概要[クリックで拡大] 出所:三菱電機
2024年度は過去最高の業績に
三菱電機の2024年度の売上高は前年度比5%増の5兆5217億円、営業利益は同19%増の3918億円、当期純利益は同14%増の3240億円となり、いずれも過去最高を更新した。三菱電機 代表執行役 執行役社長 CEOの漆間啓氏は「FAシステム分野での回復遅れはあったものの、インフラ分野、ライフ分野の成長や、セミコンダクターデバイス分野の改善により売上高、営業利益などで過去最高を更新できた」と手応えについて語っている。
売上高、営業利益ともに大きく伸ばしたインフラ分野では、社会システム分野で海外向けUPS(無停電電源装置)などの成長があった他、電力システム分野でのデータセンター向けでの需要伸長があった。ただ、最も大きく成長したのは防衛・宇宙システム分野だという。三菱電機 常務執行役 CFOの藤本健一郎氏は「政府関連予算の増加により防衛、宇通分野の需要が大きく伸びた。案件価格も改善し、それらが業績に大きくプラスに働いた」と説明する。