
https://news.yahoo.co.jp/articles/df420386a0cf156f025b9e380408cb671279e190
フランスの外交官が1964年、北京で京劇女優と恋に落ちた。恋人の要求に応じ、機密文書500件余りを渡した。外交官が中国を離れると、この俳優は「子どもを産んだ」と言い、赤ん坊まで連れてきて情報を要求した。外交官はフランス当局に逮捕された後、女優が「女性」ではなく「女装した男性」であることを知った。京劇では化粧をした男性が女性役を演じる。子どもも中国当局が用意した偽者だった。 このストーリーは「エム・バタフライ」という映画にもなった。
2004年、上海の日本総領事館で「機密電文」を送っていた外交官が自ら命を絶った。現地女性と関係を持ったが、中国の公安がそれを利用して日本の機密を渡すよう脅迫してきた。日本の外交官は「国を裏切らない限り、中国から抜け出すことはできない」という遺書を残した。6年後、上海の韓国領事館も女性スキャンダルに揺らいだ。韓国の外交官2~3人が1人の中国人女性をめぐってスキャンダルを起こし召喚された。彼らが外交情報を流出させたといううわさが絶えなかった。