■「毎月5億円失う」…人気絶頂からの転落
客(2009年)
「270円で来たようなもの」
「安いよね。学生でも来れちゃう」

 全国の繁華街で、目を引いた黄色い看板。「金の蔵」通称「きんくら」は2009年にオープン。タッチパネル式のオーダーで人件費を削減し、
超・激安路線で人気を集めました。

 破竹の勢いで、オープンから2年で全国に100店舗近くまで拡大した「きんくら」でしたが…。

50代
「もう無いのですか?1店舗は衝撃ですね」

40代
「びっくりしました」

20代
「飲み屋街には、基本1店舗あるようなイメージでしたけど。えって、驚きですよね」

 運営する「サンコーマーケティングフーズ」の社長が取材に応じ、人気絶頂からの転落を振り返りました。

長澤成博社長
「高額な賃料というものが、毎月毎月発生するという形になりますので。キャッシュもあっという間に、底をついてしまったこともありまして。
一気に閉店しようという形にかじを切りまして。毎月の残高が5億円ずつぐらい減っていくのですよ。閉店するしかないということですね」

 大量閉店の決定打は、宴会需要の減少です。新型コロナウイルスの蔓延(まんえん)だけでなく、「働き方改革」が大打撃になりました。

長澤社長
「いろんな何とかハラスメントという問題を惹起(じゃっき)したり。大人数でというところも抑制的になっていたということもあって。まず一つは、コロナ前の段階で」

https://news.yahoo.co.jp/articles/c5e757d60fb2f98106ef0f2f6359a86306cc900f