中国海軍が台湾方面などを管轄する部隊に配備するとみられている3隻目の空母が、1日、試験航海を開始しました。対立するアメリカをけん制するほか、今月発足する台湾の新政権への圧力をいっそう強める思惑もありそうです。

国営の中国中央テレビは、中国海軍の3隻目の空母「福建」が1日午前、上海にある造船所を出て、試験航海を開始したと伝えました。

おととしの進水以来試験航海が伝えられるのは今回が初めてです。

空母「福建」はすでに就役している中国の2隻の空母より大型で、艦載機も増えるとされています。

また、艦載機を加速して発進させるのに使う電磁式カタパルトという装置が初めて装備され、さまざまな機体の運用が可能になるとしています。

https://www3.nhk.or.jp/news/html/20240501/k10014437791000.html