https://www.asahi.com/sp/articles/DA3S15635903.html

 アイヌ民族の遺骨4体が、オーストラリアの博物館から返還され、およそ100年ぶりに日本へ戻ってきた。

 明治から戦後にかけ、国内では研究者たちが盛んにアイヌの人々の遺骨を墓から発掘し集めた。国際的にも先住民の遺骨を使った研究が注目されていた。そんななか、日本の研究者が豪側に寄贈したものだった。

 現地で行われた返還式典で、博物館の幹部はアイヌ民族の代表者に会い、遺骨が奪われたことで人々が負った苦痛に対する謝罪の言葉を述べたという。