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「プラズマクラスター」でイネ育つ、シャープが研究結果公開…
イオン照射で生育促進を確認

 シャープは、空気清浄機などに搭載している独自のイオン発生技術「プラズマ
クラスター」に、イネの初期段階の生育を促す効果を確認した。静岡大との共同
研究によるもので、栽培の効率化につながるとして、植物工場の運営会社などに
導入を提案していく。

 共同研究では、ゲノム(全遺伝情報)が判明しているイネを使って生育評価と
遺伝子解析を行った。種まき後に高濃度のプラズマクラスターイオンを直接照射
した場合、3日後の芽の長さが、送風のみに比べて、最大で約4倍の15.4ミ
リに成長した。生育を促す働き(遺伝子発現)も最大で約3倍増えたという。

 研究を手がけた同大学の一家崇志准教授(植物栄養学)は「今後の様々な作物
に対する研究に応用できる。栽培期間を短縮して生産コストを下げるなど、実際
の作物栽培にも応用展開できる」としている。
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https://www.yomiuri.co.jp/local/kansai/news/20240402-OYO1T50057/
https://www.yomiuri.co.jp/media/2024/04/20240402-OYO1I50026-1.jpg