4月1日に行われた静岡県庁の新入職員に対する訓示の中で、川勝平太知事が職業差別とも受け取れる不適切な発言をし、SNSには「行政のトップとしては
不適格」など怒りの声が多数寄せられた。
川勝知事は4月1日に行った新入職員への訓示の中で、「公務員ですから人の役に立つことが大切」「公務において身に私を構えないことが大切」「言葉遣いはとても
大切」「何よりも人の艱難(かんなん)を見捨てない。人が困っている時に助けるのが我々の仕事」など、公務員としての心構えを説いた。
その上で、「みなさん優秀ですから、なかなかものをわかってくれない人がいるかもしれない。そういう時に情理を尽くすことが大切。情理を尽くして自分が正しいと
思う信念を貫くことが大切。そのためには勉強をしなくてはいけない」と述べた。
さらに、「実は県庁というのは、別の言葉でいうとシンクタンクです。毎日毎日、野菜を売ったり、あるいは牛の世話をしたりとか、あるいはモノを
作ったりとかということと違って、基本的にみなさんは頭脳・知性の高い方。ですから、それを磨く必要がある」と青果販売業や酪農業、
モノづくりに従事する人たちを差別するかのような発言をした。
https://news.yahoo.co.jp/articles/3c19df57870996531490e55f32d0022679aeb13b
この発言が報じられると、SNS上には「トップの言う言葉じゃない」「どんな仕事でもリスペクトされるべき」「選民思想というか差別主義者というか。 碌でもない要素これでもかと詰め込んでるね」「どんな考え方を持つかは個人の自由だが、行政のトップとしては不適格」「農家をなめるな」「知事が第一産業をバカにするとは最悪すぎる。生活の営みを何だと思っているのか」などの声が寄せられた。