JR根室線、富良野〜新得間の運行終了 「北の国から」や「鉄道員(ぽっぽや)」ロケ地の駅も
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JR北海道の根室線富良野〜新得間(81・7キロ)が31日、運行を終了した。テレビドラマ「北の国から」や、映画「鉄道員(ぽっぽや)」のロケ地となった駅もあり、集まった多くのファンが廃線を惜しむ中、1907年の開通から117年の歴史に幕を下ろした。

富良野駅(北海道富良野市)では午後2時10分過ぎ、記念の式典が開かれ、同社の綿貫泰之社長が「地域住民の生活の足として、長い間ご愛顧いただき感謝します」と、あいさつした。

通常は1両編成だが、同日午後から4両となり、富良野市と南富良野町をイメージしたヘッドマークを付けた特別仕様に。午後9時10分過ぎ、最終列車が富良野駅に到着すると、ホームでは来場者がカメラやスマートフォンを向け「今までありがとう」との声も上がった。

富良野市の高校生吉田明日香さん(17)は「毎日通学で使っていたので残念。思い出がたくさん残っている」と話した。

JR北海道は2023年、旅客収入の低迷などを理由に、同区間の事業を24年3月末で終えて廃止し、バス転換することで沿線自治体と合意した。(共同)

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