原爆忌に広島市職員を転倒させた疑い、中核派の男5人逮捕…参列者誘導の規制線を突破しようと

 広島県警などは28日、昨年8月6日の原爆忌に広島平和記念公園(広島市中区)近くで広島市職員を転倒させたとして、中核派の男5人を暴力行為等処罰法違反容疑で逮捕し、広島県や東京都、京都府などの関係先少なくとも7か所を捜索した。

 捜査関係者によると、5人は共謀し、昨年8月6日、平和記念式典が開かれていた同公園近くで、参列者の誘導やトラブル警戒に当たっていた市職員を転倒させた疑い。

 5人は、反戦・平和を訴える団体のメンバーとして参加。市職員らが参列者の誘導などのためにロープで規制線を張っていたところ、突破しようとして職員を転倒させたという。

 捜索の対象となったのは、広島市南区の中核派の活動拠点「前進社中国支社」や京都市左京区の京都大学熊野寮など。

https://www.yomiuri.co.jp/national/20240228-OYT1T50082/