「ラーメン1杯1000円超え」はありか?大衆店廃業ラッシュの中、値上げに向き合う消費者の“審判”

安い、うまい、腹がふくれる。それに加えて、店はどこにでもある。だからこそラーメンは一般庶民から愛されてやまない。しかし物価高騰の波は
ここへも押し寄せ、ついにラーメンの価格帯が1000円を超えるか否かの時代に突入した。消費者たちはこの事態を、
どのように受け止めているのか、またどう向き合っていくべきなのか。(フリーライター 武藤弘樹)

●安い、うまい、庶民の味方 ラーメン店の倒産・休廃業が過去最高に
ラーメンの値段に関して、今改めて注目が集まっている。東京商工リサーチが行った調査で、2023年のラーメン店の倒産が45件、
休廃業が29件となり、過去(15年間のうち)最多を更新した。

こうした状況なので、ラーメン店は値付けの再考を迫られていて、「1000円の壁」が値上げするしないに関わらず、どのラーメン店でも
意識されるようになったようである。1000円を超えると客は「高い」と感じて離れていってしまうのではないか、
しかし経営を成り立たせるためには1000円以上の値付けが必要なのではないか――。

「1000円の壁」に対するラーメン店の考え方や対応は様々であり、そこには経営戦略を超えた店主の
「ラーメン哲学」が強く現れていて興味深い。

イカソース
https://news.yahoo.co.jp/articles/2438d39320e4b8b7d803989c52b57a346d9b74d1